第39話




「隊長、お客様が来てます。」

「用件は何だ?」

「どうも、レストランを開きたいけど、場所やどんなメニューが客が喜ぶか知りたいみたいで…」

「そんなの知るか!

適当な事を言って依頼料だけ貰え!」

「了解しました。」



ー後日ー

「この前の客が来て、最高の物件を用意してくれたと感謝してます。

ついでに、ホールスタッフをオバケ派遣にお願い出来ないかと…。」

「ちなみにどんな物件を紹介したんだ?」

「それが、ただの廃墟のレストランで…。」

「また、廃墟か?」

「オバケ達、そこら辺の物件は詳しいみたいで…」


ーまたまた後日ー


「大変な盛況ぶりです!あのレストラン。

レストランの中央にステージ作ってオバケ派遣を踊らせてます。」

「どうせ、人間どもはオバケなんて見えないだろ!」

「それが、人間がステージにペンキをぶち撒けたらオバケが浮かび上がる仕組みになっていまして…。

オバケ泣きながら逃げてきました。」

「それは面白そうだ!」

「しかし、オバケ派遣、誰も嫌がって行きません。

オーナー、オバケじゃなくても宇宙人でも構わないと言ってます。」


「私、絶対に行かんぞ!」

「私もです…。」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る