第38話

 



「しかし、昨日は最悪の運動会になったな…。」

「私、お稲荷さん、無くなりましたよ。」

「私もだ…。」

「宇宙人達、観光旅行でオバケ派遣と一緒に旅行に出掛けました。」

「運動会後、宇宙人とオバケ仲が良くなったんだな!私達、抜きで…。」

「どうも、オバケ派遣が宇宙人達にグチをこぼしてるみたいで…。」

「と、言うと…?」

「給料くれないとか…

馬鹿隊長には、付いていけないとか…

仕事で酷使されるとか…好き勝手言ってます。」

「お前の事は、オバケ派遣は何も言わないのか?」

「最初は、無茶苦茶、言われてましたよ。

馬鹿隊長の手下だの

ボンクラ兵隊だとか…。

でも、今は大丈夫!

オバケ派遣から情報聞き出して、一緒になって、隊長の悪口言ってますから!」


「俺、お前、嫌いになった!

俺の前から消え失せろ…。」


「ごめんなさい…。」



  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る