第29話




「お前達、手を上げろ!

お金を出せ!」

「お前は、誰だ!」

「俺は、強盗だ!」

「お金なんて無い!

UFOが壊れて新しいUFOを買わないといけないんだ!」

「UFOが壊れただと…

私は、何でも修理屋をやっていたんだ!

しかし、時代と共に仕事が激減して、仕方なく強盗に入った訳だ…。

申し訳ない。

良かったら、UFOを修理させて貰えないか?

お詫びに修理代半額でいいよ!」

「じゃ、お願いしようかな…。」


「おい!兵隊。

アイツを信用して良いと思うか?」

「強盗だけど、根は良い奴に見えましたが…。」

「オバケ派遣に頼んで修理後に奴をビビらせろ!」

「また、何で?」

そして、UFOは復活した。

修理代、3万で良いですよ。


「それ、オバケ行くんだ!

オバケは、強盗さんに襲いかかった。」

強盗さんは、慌てて逃げた。

「隊長、あの人、良い人だよ。

3万円踏んだくる隊長の方が悪質だと思います。」

「悪事を働いた奴には、罰が必要だ!」

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