第11話



「投資家が私達のオバケ依頼所に投資したいと…

このオバケ依頼所には、未来が有って、投資する価値が有るとか変な事を言ってますよ。

死んだオバケばっかり居るのに、未来とか有る訳ないですよね…。」

「お前は、そんな気持ちで仕事をしていたのか?」

「宇宙に帰らせるぞ!」

「1人になったら、寂しいくせに!」

「ほんと、ぶっ殺すぞ!…」

「それにしても、そんな、甘い話に乗っていいんですかねぇ…。」

「無保証だったら、会社倒産しても私達には、後々も問題無いだろう。」

「隊長も私と変わらないじゃないですか?」

「…。オバケ派遣に頼んで、投資家をマークさせろ。

何か企んでるかも知れない。」

「了解!」


    ー数日後ー

投資家の目的が分かりました。

後々、オバケ依頼所の規模が大きくなったら、会社ごと乗っ取る計画みたいです。

「そう言う事だったのか?

しかし、投資家には、オバケの存在が見えてないはずだぞ…。」

「アイツ、私達、2人でオバケ依頼所を切り盛りしてるって勘違いしてるみたいですよ。」

「馬鹿な奴だな!無能なお前と2人で何が出来ると思ってるんだ。」

「無能とは、失礼な…。」

「一度、騙されたフリして罠を掛けて見るか…。」

「それは、面白いですね…」


「馬鹿な、お人好しだ!もう、この会社も私の物だ!株を全部買い占めた。

宇宙人を私の部下にしょう。」

「宜しくお願いします…。」

「今日の依頼者は、まだ来ないのか?」

「いらっしゃいました。沢山の浮遊霊が…」

「私の家、何処?

探してください。

見つかるまで、ここで生活しても構いませんか?」

「気持ち悪い!オバケの溜まり場じゃないか!」

彼は、慌てて逃げて行った。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る