第9話



「ガラスの靴が公園に落ちていて、拾ってきたんだ。

落とし主を探さないと…。」

「隊長、なんか、シンデレラのお話みたいですね!」

「それが、ガラスの長靴なんだよ。」

「この、長靴ですか?

それにしてもデッカイ長靴ですね!」

「派遣のオバケを総動員して、ガラスの長靴のサイズに合う人を探しなさい。」

「ほんと、シンデレラ物語そのものですね…。」

「つべこべ言わずにさっさと探させ!」


    ー数日後ー

「隊長、誰もあんな、デッカイ長靴、合う人なんて居ませんよ。

オバケ達、ガラスの長靴の中が気持ちいいみたいでくつろいでいますよ。」


向こうから警察がやって来た

「君達かね!公園に展示していた氷の彫刻の長靴を盗んだのは!」

「あの長靴、氷の彫刻だったの?」

どうりでオバケ達、氷の長靴が冷たくて居心地が良かったんだね!

ちなみに長靴の大きさ2メートルの高さでした。

誰も合う人なんていないよね…。

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