第8話




「それでは、皆さん夜の夜礼を行います。

毎日、ご苦労様。

今度、感謝の意を込めまして、夜の宴会を開きたいと思います。

場所は、オバケさんの希望により、墓場で、お酒、つまみそれに食べたい物を申し出て言って下さい。コイツが買いに行きます。」

「コイツ…?」

「ワシは、ニンニク料理は、駄目だわ!」

「私も!」

「入れ歯だから肉料理は無理?」

「私も!」

「湯豆腐がいいわ!」

「私も!」

めんどくさい…。


そして大宴会が行われた。

オバケ達は、盛大に盛り上がった。

カラオケでは、音量を最大限に上げた。

「ワシ、耳が遠いいけの〜」


明らかに近所迷惑だ。

しかし、住民は、誰一人怖くて近寄る事が出来なかった。

挙げ句には、酔っ払いのオバケが裸踊り…。

「失敗だった!オバケの宴会は酷過ぎる…。」

住民が警察を呼び、警察は、恐る恐るオバケ退治に来た。

オバケの中には、アル中のオバケもいる。

「ヤバい事になったぞ!暴れだしたら大変だ!」

「警察が、来たど〜逃げれ〜」

そしてオバケ達は、一目散にトンズラした。

残されたのは、私と隊長。

2人は、しつこい取り調べを受けた。

「お前達の部下がは、薄情だな!

上司を置いてトンズラとは…」

しかし、警察も逃げてくれて助かったみたいだ…。

「あぁ…怖かった。」



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