第7話


「人間って結婚して子供を産むそうですよ。」

「何だと!私達、宇宙人は細胞を団子にして熱湯に2、3日浸けていたら宇宙人の完成なのに、人間って面倒な生物だな!」

「でも、いい出会いが無いで、結婚出来ない人も沢山、居るんだって!」

「それは、大変だ!子孫繁栄出来ないぞ!」

「その言葉、よく知ってましたね。」

「いやっ、今、辞書で調べた。」

「なかなかの勉強家ですね!」

「お前から褒められたく無いわ!」

「いかにもモテそうも無い男に未婚の女オバケを沢山、用意してやれ!」

「了解!」

モテない君邸

「ピンポ〜ン♪」

「私達、結婚相談所から指名を受けて、結婚を条件にやって参りました。

計20人です。」

「えっ、美人ばっかりじゃないか…。」

晴れて、モテない君は、20人と結婚した。

婚姻届を出さずに…

そして、ハッピーな結婚生活を迎えたように思えたが…。

モテない君、夜の生活でヘニョヘニョ状態…。

「助けて下さい。私、壊れます。

20人も相手出来ません…。」

「困ったもんだ!こんなんじゃ人類滅亡にもなり兼ねませんよ。」


「ところで、オバケって、子供が産めるの?」

「どう考えても産めないよね!」

「お前は、知っていたのか?」

「もちろん!当たり前でしょ。」

「オバケ撤収だ!」


モテない君は、晴れて独身になった。

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