第4話 バーブーっ

「ママっ…早く早くっ!」

「もう…。母乳は逃げないから、慌てないでパパ」

冒頭のセリフ、僕だと思った人…

ばぁか。 僕なわけないでしょう。こんな落ち着きのない子供じゃないよ僕。


「イッキ、お前… なんで全裸になってんだ?」

そうです。僕は部屋に入る前に服を捨てました

だって、ジャマじゃん?


「はー…、パパンあなたは馬鹿ですか?」

「なんでっ?!」

「いいですか?今から何をするか考えなさい」

「ママの母乳を吸う?かな?」

「じゃあ、ママンはおっぱいを二つとも出して、僕たちの目に晒す訳ですね」


「そうだが、それがど…はっ?!」

「やれやれ、やっと気付きましたか…。そうです、女性だけ肌を…しかも、乳房を晒すなんて、紳士にあるまじき行為! 女性が乳房を晒すなら…男子たるもの全裸で迎える。これが出来る漢というものですよ」


「ママ…不甲斐ないパパを許しておくれ…」

泣きながら服を脱ぎ出すパパン

「あなた…。私たち、夫婦の仲じゃないですか。謝らないでください」


「ハイハイ、そんなつまらん事はあとで。さ、ママンおっぱいを出してみよーか」

僕は急かす。

ママンはワンピースドレスを脱ぎ、下着に強調されたおっぱいが現れた

「パパン、分かってるよね?」


「………?! な、何がかな?」

「馬鹿野郎っ!テメー、何年やってんだ?!

吸う時は赤ちゃん言葉だろーがっ。」

イッキは激怒した

「いいか?オヤジよく聞けよ。コッチが赤ちゃん言葉使うことによって、ママンのテンションも上がんだよっ。 フツーに母乳もらってオヤジ…お前、楽しいか?」


?!

「お、俺はまた間違えたのか…

イッキ、すまん。そしてありがとう。パパはこれから頑張るよ」


「あなた達、もう母乳が垂れてるわよ?」


「わーい、ママン…直ぐに…バーブーっ!」

"ちゅーちゅー"

「バーブーっ!」

"ちゅーちゅー…チュパチュパ"

「ちゃーんっ!」


「あらあら…2人とも赤ちゃんになって、

かわいいわよー。 もっとたくさん飲みなさ〜い」


◇◇◇



「ゲップ」

3歳だと、たくさん飲めないね

リッターぐらいはよゆーでイケると思ってたんだけど…

「パパン、あとはよろしくね」

「イッキ、わかった。任せとけっ」

パパンが僕にウインクして言う

気持ち悪いんで、ヤメてもらいたいな


「パパ…吸ってばかりでズルイわ…

私にも吸わさせてくださいよぅ…」

「バカっ、まだイッキがいるんだぞ?!」

焦るパパン。

「あの子なら大丈夫ですよ…おそらく、全て理解してると思いますから」

「?! マジ?」

「はい…まず間違いなく」

悩むパパン。


「おーい、イッキ…ちょっと待て」

「なぁに?パパン」

「お前…知ってる?」

「……あのな、オヤジよう。 お前知ってる?だけで分かる訳ねーだろーが」


「ごめん。パパが悪かった。あのな…その、子供の作り方…とか?知ってるかなぁ?なんて…」

「最初から言おうねパパン。こっちも忙しい身ですから」

「すまん。重ね重ねすまん…」


「知ってるーって、言って実演するのも人手が…まさか、(自主規制)いかがなものかと。

あ!そうだ。ちょうど良いかな?」

僕は閃いて手を叩く

「イッキ、何が?」

「なんなのイッキ?」


「爺、爺はおるかっ!」

僕は叫んだよ

"コンコン"

「イッキ様、爺でございます」

「2人か?」

「お恥ずかしながら、さように」

「入れ」

「はっ「あんっ、急に動いちゃ やんっ」」



駅弁で爺やとメイドが入ってきた


「「…………」」


「ご苦労。すまないが、アホのパパンに説明するから手を…いや、体を貸して」

「もちろんでございますとも。しかしイッキ様、体を貸すとは上手いことをいいますな」


「「………」」


「はい、いまこうして移動できているのは

''駅弁"という技のおかげですね」

「おぉ…知っておられましたか。さすがでございます」

「コレはね、深く突けるんだけど…2人の呼吸が合わないと無理なんだよ?」

「「「?!南斗っ」」」


「イッキ様、それはどのようにして…」

「いや、全然大したことじゃない。少しだけ、タイミングを変えるんだ。ポイントは(自主規制)正しいね」

「なるほど…少しこの場で試してみても?」

「いいんじゃないかな」

チラッと横を見るが、2人は呆けている


「分かったなメリー。お主が少しタイミングを遅らせるのだ」

「は、はい…やってみますぅ」

「いくぞっ!」


"ゆっさゆっさ(自主規制)"

「な、なにこれぇ?! あぁんっ、さっきと全然違っ!気持ちいいーっ」


「「ゴクリっ」」


"プ(自主規制)''

「あ、噴○ちゃったね。 はい、ご覧のようにコツさえ掴めれば、あとは男の体力次第になりますね」

「パパ…私も…されてみたい」

「あぁ、やってみるかっ」


"ゆっさゆっさ(自主規制)ゆっさゆっさ"

「あーん、凄いっパパ、これ凄いのーっ」

「はっ、はっ、本当か?!気持ちいいかっ?」

「ダメぇぇ、クセになりそうよ私」


…………

………

……

…あのさぁ、僕まだ無理みたいだから目の前で、そんなに盛ってもらっても困るんだけど。

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