3人のえいゆう

むかしむかし、人びとはかみさまのもとをはなれ、このせかいでへいわにくらしていました。

そこにマモノの王さまがやってきて言いました。


「このせかいはわれわれマモノのものだ。人げんはかみさまのところへかえれ。さもなければ食べてしまうぞ。」


そう言われても人ひどはもうかみさまのもとへはかえれません。

人びとはみんなではなしあいますがこたえがでないままです。


そうしているとマモノの王さまは、けらいのマモノたちをあつめてほんとうに人げんを食べはじめてしまいました。


人びとがこまっているとふしぎな穴から3人のえいゆうがなかまとともにあらわれて言いました。


「われわれがわるいマモノをたいじしてあげよう」


はげしいたたかいのすえ、マモノの王さまはたいじされました。


人びとはよろこび3人のえいゆうにおれいを言います。


するとえいゆうの1人が言いました。


「マモノの王さまはいつかまたあらわれるでしょう。それまでわたしたちのことをわすれないでください。そうすればわたしたちはまたみなさんのもとにくることができるでしょう。」


そして3人のえいゆうとそのなかまたちはふしぎな穴のなかへとかえっていきました。


人びとはわすれないように3人のかつやくをかたりついでいきましたとさ。


ーおわりー

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