3人のえいゆう
むかしむかし、人びとはかみさまのもとをはなれ、このせかいでへいわにくらしていました。
そこにマモノの王さまがやってきて言いました。
「このせかいはわれわれマモノのものだ。人げんはかみさまのところへかえれ。さもなければ食べてしまうぞ。」
そう言われても人ひどはもうかみさまのもとへはかえれません。
人びとはみんなではなしあいますがこたえがでないままです。
そうしているとマモノの王さまは、けらいのマモノたちをあつめてほんとうに人げんを食べはじめてしまいました。
人びとがこまっているとふしぎな穴から3人のえいゆうがなかまとともにあらわれて言いました。
「われわれがわるいマモノをたいじしてあげよう」
はげしいたたかいのすえ、マモノの王さまはたいじされました。
人びとはよろこび3人のえいゆうにおれいを言います。
するとえいゆうの1人が言いました。
「マモノの王さまはいつかまたあらわれるでしょう。それまでわたしたちのことをわすれないでください。そうすればわたしたちはまたみなさんのもとにくることができるでしょう。」
そして3人のえいゆうとそのなかまたちはふしぎな穴のなかへとかえっていきました。
人びとはわすれないように3人のかつやくをかたりついでいきましたとさ。
ーおわりー
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます