手紙を破り捨てた彼女の心境を考えると、胸が苦しくなりますね。
主人公は世の中に一矢報いるつもりで死を選択したのでしょうが、それは妻が彼へ向けた愛や誠意とは別のベクトルだった……せっかく、一緒に努力して大会で素晴らしい結果も出したのに。
彼女は、結局彼を救えなかったという無力感に苛まれ続けるのではないでしょうか。
この余韻がただただ哀しいです。
作者からの返信
陽澄すずめ様、拙作をお読みくださりありがとうございます!さらに応援コメントまでありがとうございます!
この話のテーマは痛みからの解放と心のすれ違いだったのでそれを汲み取っていただきとても嬉しいです(*´-`)
彼女のその後は読者の想像にお任せ・・・つまり投げっぱなしです。
おそらく一生傷を抱えて生きることにはなると思いますが。
ラストはすっきりしないことを意識したので、余韻が哀しいと言っていただきほっとしております(*´ω`*)
色々と考えてしまいました。サポートしてくれたはずのメンバーに対する感情や、支え続けてくれた妻へ自分の最期を見せつけてしまう、そういうところに主人公の心の深淵を感じます。手紙はある意味妻への最後の甘えのようにも取れました。どれだけ寄り添っても気持ちの方向性が交差することのない虚しさも感じます。破られた手紙がそれを一層強くします。解放の日というタイトルがじわりとくるお話でした。
作者からの返信
柊圭介様、解放の日をお読みいただきありがとうございます。さらに応援コメントまでありがとうございます。
結局のところ、人の気持ちを完全に理解することはできないという意味を込めた話なので、それを汲み取っていただきありがとうございます。
話は変わりますが、活動再開されたのですね。モグラの穴はとても印象的な作品で、読み返したいと思っていたので再掲載ありがとうございます!