第11話 『平安あやかし陰陽師』シリーズ

 おはようございます。長月です。


 梅雨ですね。革靴だとダメージしかないので、通勤には黒のスニーカーを使っています。会社がOK出してくださったので。

 ヒールが苦手なわたしにはとてもありがたいですね。ヒール5センチとか、尊敬しかありません(笑) 社会人がこんなこと言ったら、叱られそうですが。


 ヒールといえば、就活生時を思い出します。

 足に合わないヒールのパンプスをはいて就活していたのですが、まあ、脱げる。歩いているだけで、脱げるんです。

 何度か、面倒になって靴を脱いで道を歩いたこともあります。思わず地面に靴を叩きつけたこともあります(笑) はたから見たら、やばい人ですね。

 就活が上手くいっていませんでしたし、靴擦れで足は血だらけだし、で散々でしたね……。

 計50~60社受けましたよ。エントリーシートだけで落とされることもよくありました。説明会にすら行けないことも。

 今思えば、あの紙を読むだけで大変ですよね……。人事の方、お疲れ様です。コーヒーブレイク挟みながら、読んであげてください。


 そんなこんなで、今の会社にようやく合格した時は、嬉しかったというか、ほっとしましたね。ああ、もう就活しなくていいんだっていう。


 就活生の皆さま、コロナの影響は計り知れず、先も見えないでしょうね。

 既に社会人のわたしから言える事なんて無いのでしょう。応援されたところで、「じゃあ、あなたは何かしてくれるの?」って思いますし。

 お祈りメールって、就活生の心をボキボキ無条件に折っていきますから。だから無用かって言われれば、そうではないのですが。あの無感情の文面がね……。

 絶対、「ご活躍をお祈り」なんてしてないですよね? って思ってしまう。

 わたしのようなざらざらした感情であのメールを読んでいた人って、どれくらいおられるんだろうか?

 でも、人事の方々も何十人何百人、もしかしたら何千何万という数をさばかなければいけない立場。心労も凄そうです。しかも毎年。


 わたしのこの経験が、少しでも役に立てばいいなあと思います。

 皆さん、自分に合った靴に出会えるといいですね……。(着地点)



 梅雨の中休み。今のうちにできることはしておきたいものです。




 さて。


 遠藤遼えんどうりょう『平安あやかし陰陽師』シリーズ KADOKAWA


 現在3巻まで発売中。


 主人公は、賀茂光栄かものみつよし

 かの有名な陰陽師・安倍晴明の師匠です。

 弟子が有名過ぎてなかなか注目されない人物かもしれませんが、この物語の光栄は、女性と見紛うほどの美青年。

 そして、能力も折り紙付きです。

 光栄の幼なじみで歌人の藤原為頼ふじわらのためよりと共に、不思議な出来事を解決していきます。

 それは人為的だったり、自然のものだったり。はたまた、あやかしの仕業でしょうか?


 第1巻には、雷雨の中、燃える木の不思議が出てきます。その木は炎に包まれてはおらず、木の中だけが燃えている、という状況。

 はてさて。光栄の見立てとは?


 陰陽師は実在した役人で、陰陽寮に所属した人々です。民間にもいたようですが。

 彼らは不思議な力を行使したり、あやかしと戦ったりはしなかったでしょうが、占いや暦をつかさどっていました。

 それらが、魔法のように人々の生活の指針を決めていたと言っても過言ではないでしょう。


 陰陽師というテーマが好きな方、最近増えてきたあやかしものに興味がある方、是非ご一読くださいませ。


 美しく優しく、時に怜悧な物語世界が、あなたを待っています。




 前半のエッセイ部分が長くなってしまいましたね(笑)

 申し訳ありません。

 また本をご紹介させていただきます。

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