第10話 『キケン』

 皆様、こんにちは。長月です。


 最近、というか以前からですが、少女マンガも読みます。少年マンガも勿論好きなんですけどね。

 っていうか、少女マンガって、甘々になってくる場合が多いじゃないですか。

 最初は良いんですけど、ヒーローとヒロインがいちゃつくようになってくると耐えられなくなってくるんです。


 ―――恥ずかしくなって。


 もうだめだ、と読破を諦めたマンガもいくつかあります(笑)

 自分にそんな経験がないからなんですかね? ものすごい憧れはあるんですけど。

 世の少女のあこがれが形を成したものなんでしょうが……


 わたしには刺激が強すぎる(笑)




 さて。では今日の本紹介と参りましょう。


 有川浩ありかわひろ『キケン』新潮社


 この本には、大学時代に生協で出会いました。

 題名がもう危険(笑)

 表紙も……かなり遊びが入っている。

 わたしは文庫で買いましたが、ハードカバーからですね。


 主人公と言うか、中心の語り手になるのは大学1回生の元山高彦もとやまたかひこ。彼が友人の池谷悟いけたにさとるとともに半ば強引に入部させられたのが、


 キケン、こと、機械制御研究部。


 部名はわかりやすい。けれど、部員が規格外。


 部長の2回生、上野直也うえのなおやの二つ名は「成南のユナ・ボマー」。

 同じく副部長の大神宏明おおがみひろあきは「大魔神」。


 ね? おかしいですよね?


 犯罪スレスレ行為から、ガチめの文化祭、そして人間を超えた所業……。

 え? 言い過ぎじゃないかと?

 そんなこともないんですよね……。


 これはもう、実際に手に取って読んでいただくしかないんですけど。


 理系男子大学生が、本気で全て取り組んでます。


 これがフィクションかどうかは、作者のみぞ知る。


 ぶっとんだ話が読みたい人、学生時代を懐かしむ人、笑いたい人におすすめします。


 これ、マンガ化されたら面白そう……。

 ほぼバトルマンガ的な描き方になりそうだけど。

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