みんなのオリジナルうどん
みんなが自分で作ったオリジナルのうどんを見てみると、ドーナは大きな油揚げと薬味たっぷりのうどん。
ランとグレイスは鶏天を山盛りにしたうどんを作っている。
シアとメリッサ、マドゥは天ぷらをいろいろ乗せてさらに温泉卵をトッピングしていた。
フレイとイリスはすりおろした山芋をたっぷりかけて山掛けうどんにしている。ライラは海老天を大量に乗せていた。
いろんなうどんのバリエーションが見られて面白いな。ちなみに俺はかき揚げと鶏天に海老天を乗せて、更にそこにとろろと卵黄を乗せてみた。
こうやっていろいろな具材を乗せるだけで少し贅沢をしているような気分になるな。
「さてと、俺はリリン達にうどんを届けてくるから、みんなは先に食べててくれ。」
そしてリリン達の分のうどんをマジックバッグの中に入れて、俺は屋敷を出てカリンたちが魔法を開発している場所へと向かった。
「失礼します。」
ノックをしてから部屋の中に入ると、難しそうな表情を浮かべていたカリンと目があった。
「む、社長か。何用だ?」
「ちょうどお昼時なので、お昼ごはんの差し入れを持ってきましたよ。」
「おおっ!!流石は我が主じゃ〜、ちょうど腹が減って仕方がなくなってきたところじゃった。」
「もうそんな時間になっていたか、やれやれ研究をしていると時間を忘れてしまうな。」
カリン達の机の上にうどんを並べていると、ちょんちょんとリリンに肩を突かれた。
「ねぇ、牛乳は持ってきたかしら?」
「ちゃんと持ってきたよ。」
「ふふん、気が利くわね。私のことがわかってきたじゃない。」
「ま、こんだけ一緒にいればある程度は分かってくるさ。」
みんなの前にうどんを並べてから、別皿で薬味や天ぷらなどを並べていく。
「後は好きな具材を乗せて楽しんでください。食べ終わる頃に食器は回収に来ますから。」
「気遣い感謝するぞ社長。」
「早速いただくのじゃ〜!!」
そして彼女達も食べ始めたのを確認してから、自分の盛り付けたうどんを食べるために屋敷へと戻った。
すると、俺が戻ってくるまでに、みんなおかわりをしていたようで、バイキング形式で用意したトッピングがなくなりつつあった。
「みんな美味しく食べてるようで何よりだな。」
目を輝かせながら海老天を食べているシアの隣に座って、俺も自分のうどんを食べることにした。
「よいしょっと、それじゃあいただきます。」
少し時間をおいていたのもあって、天ぷらがうどんの出汁を吸っていて、美味しくなっていた。出汁を良く吸うように衣を分厚くして正解だったな。
それから俺も一度おかわりをすると、用意していたトッピングが全てきれいに無くなり、お昼の時間は幕を閉じたのだった。
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