読みます企画の企画主です。
改稿案に関して。
正解は無いので、あくまで参考程度にしかなりませんが。
第1話の戦闘シーンは主人公以外の名前や描写を削除し、主人公のみの視点で描くとすっきりする可能性はあります。
分かり易さも担保出来るでしょう。
白い空間に於ける描写は「(なんかこんなの〜中略〜するわ……)」の部分以降「使役されるとか。」が全て一人称になっていて統一感も損なわれるので、削除しても良いと思います。
要不要を吟味して不要な描写を極力減らすと冗長さも無くなり、スムーズに物語が進行するでしょう。
この白い空間に関しては特に説明は不要とも言えるので、混在する人称の統一でも良いと思います。
第2話以降でキメラを生み出す連中から、情報を得るようにすると、読者のモヤモヤが解消出来ます。
第6話で仲間になる少年もまた状況を理解出来ていないので、協力して簡単なものでも情報を得られれば、この世界の一端に触れる事が出来ます。
そもそも論で言えば、何も分からずうろうろしている方がおかしいので、通常何某かの情報を得ようとするのが脱出への近道でしょう。
今回示したものは参考程度に留め、足掛かりとして考えて頂ければと。
まるっと改稿は大変な手間で無理もあるので、細かい修正を施し情報を小出しにすると良いと思います。
以上、いろいろ試行錯誤を繰り返しながら、エンタメに相応しい作品を作り上げてみてください。
作者からの返信
ありがとうございます。
是非参考にさせて頂きます。
これからも何か気付いた点があれば幾つでも書き込んでください。
改善できるところは改善していきたいと思っています。
編集済
イベント『異世界ファンタジー主人公成長・無双系連載作品の批評』より。批評します。
・冒頭の完成度
良い点:主人公が誰なのか示されている。
悪い点:主人公が達成したい目標が示されていない。
・文章の読みやすさ
良い点:文法が守られている。語彙に工夫が見られる。
悪い点:一文が長い。一人称と三人称が混同している。
・登場人物の深み
良い点:言葉が使い分けられている。
悪い点:個性が足りない。過去や背景が描かれていない。言動に一貫性がない。
・総評
文章の読みやすさについて。基本的な文法が守られている点が非常に評価できる。語彙や言い回しの工夫も見られ、ある程度文章作成に慣れていることが伝わってきた。しかし一文が長い。その影響で修飾子や接続詞が多い上、読点「、」が少ないことも相まって、文章構造が複雑で読みづらい。一文を短く区切る意識を持つと良いだろう。また一人称と三人称の文体が混同している箇所が見られた(特に第一話)。一人称視点の文章の強みは、主人公が語っているかのような文体による、読者の感情移入のしやすさである。だが本作品は一人称視点であるにも関わらず、地の分が非常に説明口調である。「主人公が見た光景の説明」ではなく「主人公が心のなかで思っていること」をそのまま描写する意識を持つと良いだろう。
冒頭の完成度について。クライマックスのシーンから入るという動きのある冒頭が評価できる。加えて、主人公の人物像について描写が丁寧にされており、自然な形で物語に入れたことも好印象。しかし異世界に来た後、主人公が達成したい目標が示されていない。そのため読んでいてモヤモヤとした印象を受けた。主人公が達成したい目標。目標を達成したい理由。目標を達成するまでの困難。困難を乗り越えるための方法・努力。こういった基本的な要素を抑え、物語の土台を固める意識を持つと良いだろう。
登場人物の深みについて。各キャラクターの言葉遣いがしっかりと分けられ、読んでいて誰が喋っているのかわからなくなる、といったことが無いところが評価できる。しかしキャラクターに個性が無い。初登場時にもっとインパクトのある登場の仕方をし、読者に印象づける意識を持つと良いだろう。また過去や背景が描かれていない。そのため深みに欠ける。過去やトラウマなどを設定し、そこからくる性格の二面性を描くなどして、深みのある人物を作ることを意識すると良いだろう。また言動に一貫性がない。例えば、合成獣である主人公を初めて見た人が、あまり驚かずに状況を受け入れている点など。ストーリーの都合を重視しすぎて、人物の性格や言動が不自然になっている(ご都合主義)。執筆前にプロットや軽いあらすじを書いてストーリーを整理し、人物を自然に動かす意識を持つと良いだろう。
長文失礼いたしました。今後の執筆の参考にしていただけると幸いです。企画へ参加していただきありがとうございました。
作者からの返信
コメントありがとうございます。
良い点と悪い点の指摘、勉強になります。
自分の文章構成力の無さに涙です。
キャラクターの個性とそのキャラクターに感情移入が出来るかは別物なのですね。改めて納得です。
仰る通り、上手く過去などを表現出来ればいいのですが…文章を書くのは本当に難しいです。
今後はより読者様に解りやすく、感情移入出来る様な作品になれるよう頑張りますので、またご意見を頂ければ幸いです。
今後も応援宜しくお願いします。