五十才
今回は訂正とお詫びから。
前回、「銀の仮面」の主人公ソニアのことを老女と書きましたが、「年も五十になりながら」という表記がありました。
さすがに老女は違うと思うので訂正しておきます。
発表当時の平均寿命や社会を考えると「老女」でもよいのでは、と当初は思ったのですが、やはり「老いる」の文字を使うのは違うと感じました。
ソニアの年齢は物語を読み解くカギなのです。未婚で二十五年前の恋愛以来、結婚生活を軽蔑するふりをしてきたという設定は、ソニアに近づく謎の美青年との物語に関わっているはずです。
ましてや、作者はプロパーのミステリー作家ではなく、「騙しのためだけの設定」はしないはず。
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