つくりかたがわからない料理

 3月はじっくり短編ミステリを書くことに向き合ってきて、感じたことがあります。

 それは「奇妙な味」ジャンルの作品のつくりかたが自分にはわからないということです。

 謎解きミステリだとある程度、型があり、崩したり、変なものにアレンジするにしても、比較的、設計図・プロットをつくりやすく、またいじくりやすいのですが、奇妙な味というのはつくりかたがわかりません。

 プロパーのミステリ作家よりも、他ジャンルの作家の手のものに傑作が多いのは、プロパーの作家は私と同じくつくりかたがわからないからではないかとも感じるのです。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る