インドならよいのか

 ノックスは十戒で中国人を登場させてはならない、と言いながら、「密室の行者」では怪しげなインド人を登場させています。

 十戒そのものが一種のジョークだとすると、このインド人にもなにやら意味がありそうです。現代の日本人からすると、この設定は別に中国人でも成立しそうに思えるだけに深読みを誘います。

 十戒ができたのと「密室の行者」を書いたのがどちらが先かも興味深いです。

 先に「密室の行者」があったから十戒で引き合いに出されたのが中国人なのか、はたまた。

 いろいろと想像してしまいます。

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