故郷
再読して気がついたのですが、三人の犯罪者たちがそれぞれ、自分の故郷の国の刑罰を語る場面が序盤にあります。
後半、これが効いてくるということに今の今まで気がつきませんでした。
最初に旧版で読んだときに気づかなかったのならばまだしも、この企画のために再読したときにも気づかなかったとは。どのへんを取り上げようかと、三度、読んで気づきました。
ネタばらしを防ぐために、ぼやっとした書き方になりますが、ご容赦を。そして、ぼかしても勘のいいかたにはピンときてしまうかもしれませんので、その点もご容赦を。
目にしたくないというかたもいるかと思いますので、一応、行間を空けておきます。
最後の一つはわかったのですが、残りの二人もそうだったとは。
最初の一人の段階で、作者の狙いに気がつく人は気がつくわけです。そこで「え、でも、どうやってやるの?」となったうえで楽しませているのが作者の腕前。どうやら私は「信・望・愛」のおもしろさにようやく気づいたようです。
読み直しはするものです。
まったくミステリというのは、どこに工夫が凝らされているかわからないから恐ろしい。そして、たのしい。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます