成熟か、飽和か
作者のベン・レイ・レドマンとは何者なのか。少なくとも、現代の日本の書店で文庫で翻訳が手に入るようなミステリー作家ではないようです。
じゃあ、問題の「完全犯罪」はミステリーではないのか。難しいところですが、ギリギリでしょう。
ギリギリでミステリーの範疇なのか、そうでないかは微妙なところ。ミステリーの守備範囲は広い。
わりと保守的で頭のカタイ私の「ギリギリ」が世間的にはどうなのか。みなさまのご意見から探ってみたいです。
さらに「完全犯罪」が厄介なのは、きちんとプロセスをふんだ謎解きが用意されていること。
ネタばらしを防ぐためにボカシますが、端整なミステリーが内包されているのです。
型通りのミステリーが書けないから「破壊」に出るのではなく、ミステリーを書ける腕前を見せつけたところで壊しにきているのです。
ジャンルの成熟なのか、飽和なのか。
考える点はありそうです。
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