シリーズのナンバーワンだけでは
シリーズものの場合、優れた一作だけ読むよりも、シリーズを通して味わうほうがより深く楽しめる場合があります。
ビル・パームリーシリーズも、そうでしょう。確かに「堕天使の冒険」はシリーズきってのスケールの大きな詐欺ですが、『悪党どものお楽しみ』と併せて読んだほうが絶対に楽しいはず。なにより、ビル・パームリーの人となりを知るには、この短編集は必読。
短編集を通じて、一作ごとにどう変化をつけるか、バリエーションを奏でるかを知るための見本のような一冊。
アンソロジーで必ずしもナンバーワンが選ばれないのは、その先の楽しみをとっておいてくれているのかもしれません。
音楽でたとえれば、ベスト曲集、シングルコレクションではないのです。
アルバムとしてのコンセプトがちゃんとある。
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