ファンタジー葉桜反省会(5)勝手に試みる

 さて、この回から独立させました反省会。

 次の筆致企画でも反省会と自作語りをするでしょうから。


 今回のファンタジー葉桜では、どこまで読者を「欺けるか」がキーポイントでした。あくまで自分の中で。読者さんにこう思ってもらいたい、と目指したいところは以下の通り。


 桜子の正体はなんだろう。

 葉太の昔の恋人は別に存在する(なんならまだ引きずっている)

 桜子が葉太の元から叫び去ったのは失恋。

 ラストもちょっとだけ。桜子は望み叶わず。


 大体こんなところでしょうか。

 ヒントになる言葉や文は、桜子目線ということを使って随所に入れ込んだつもりなのです。

 桜子が自然界の者達の声が聞こえているらしい。

 学園長は「また」桜子がここにいる、と言っている。

 とかね。

 しかしいかんせん私は伏線をはるのが下手かもと思うのです。


 長編ファンタジーの2作品も、最後の方で驚いて欲しいなーと書いていくものの、読者様には途中であっさり見破られてる気がする……


 今回はどうだったのでしょう。


 以上の点にはかぎらずどのポイントかわからないけれど、「この展開は予想外!」のお言葉をいただけたのは嬉しかったです。


 というわけで今回のファンタジー葉桜は、ファンタジーを書くときに自分が常々目指している読者のミスリードを試みましたが、結果は読者様のみぞ知る。



 ところで桜が散るのって雪が散るのに似てますよね。桜吹雪とはよく言ったものです。

 両方好きなんです。だから雪兎。




 書きながらの突っ込みは絶えず。

 この後は作者が言ってはいけない、が続くので何でしたらスルーしてください。


「どうして、どうして桜子がこんなに乙女になってるの? ひー書いてて恥ずかしい」

「ああもう学園長も桜子も書いてて恥ずかしい」


 一番遅筆だったのは肝心のVIだと思います。動きのない回は書きにくい。

 それでもってアクションは、うーんと悩みましたが、VIで桜子が語るところに比べたらよっぽど筆が早かった気が?


 あと、人種間の違いで突っ込みました。桜の木って長寿じゃないですか。


 葉太どうするんだろう……(言ってはいけない)



 自作の短編ファンタジーとの勝手にクロスオーバーは楽しかったです。

「死神さんの初デート」

https://kakuyomu.jp/works/1177354054895067433


に出てくるウェネ(魔法使い)の名前だけ出したの、気がついてくださってありがとうございますー!

ウェネ、結構成績良かったんだね。分野によっては笑 本作では零点とってます。



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