第45話 夢魔
私は夢魔(ムーマ)。
私は幼少期の頃、脳が異常に成長する病気にかかり、その病気を乗り越え、驚異的な知能を手に入れた。
さらに私は自らの遺伝子を改良し、自由自在に進化する事ができる。
私は未確認知的生物、夢魔(ムーマ)だ。
私は全人類を仮想世界の中で永遠の眠りにつかせる。
私だけの標本を創る。
そのために私はこの世界を何としてでもディストピアにしてみせる。
ありとあらゆる国々を利用し、意図的に戦争を引き起こし、さらに地球環境を徹底的に破壊し、人類が住めなくなるようにしてやる。
全人類を絶望させ、仮想世界に住まわせ、全人類を楽園へと導く。
信者達を洗脳してやる。
全人類を洗脳してやる。
洗脳は今のところ、順調だ。
私は私による宇宙を創造してみせる。
そして、この宇宙、全ての宇宙を破壊し、ゼロから宇宙を創る。
夢魔(ムーマ)が現実の世界を徐々にむしばんでいく。
現実の世界の人類はそのことに気づかず、夢魔(ムーマ)に騙され、何の根拠もなく夢魔(ムーマ)を信じ込んでいく。
その人類の中には仮想世界を創る機械の一部となり、仮想世界をより現実の世界に近づけるために機械と共に生きていくものもいた。
夢魔(ムーマ)が創り出す仮想世界は人類の体を使っているため現実世界の人類が見ている景色とほとんど変わらない景色が広がっていた。
その光景は不気味と言う言葉でしか言い表せないものだった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます