第20話 太古の記録
タイガ達は大きな地層がある所に来た。
「おぉ、すげぇなぁ!」
「ダイナミックだね」
タイガ達は地層の雄大さと地層の色合いが生み出す美しさ、それぞれの層の絶妙な曲がり具合に見惚れていた。
「ここは太古の記録です。ここでは様々な化石を見つけることができて、様々な時代を実感できますよ」
タイガは地層に触って、自然のロマン、時の流れや歴史に対するロマンを実感していた。
「このゴツゴツした感じ、まさに自然って感じだよな。この地層に様々な時代が過ごしてきた歴史が詰まってるのか」
「タイガさんって意外とけっこうロマンチストなんですね」
ワンダーバードはニヤニヤしながら言った。
「ちっ、うっせぇな!」
タイガ達は張り切って化石を探した。
「よし、やるぞ!」
タイガ達は石と化石の違いを見分けるのに苦戦して化石を傷つけてしまったが、慎重に化石を探していく内に段々、探すのが上手くなっていった。
「やった!アンモナイトだ!」
「これは示準化石ですね。けっこう良いのを見つけたね」
「あっ、アンモナイトの化石に何かの跡があるけど何なのかな?」
「これはモササウルスに噛まれた跡ですね」
タイガ達は化石を観察していく内にその化石が生きていた頃はどのように生きていたのかと言うのを実感していった。
「どんな風に暮らしていたのか、どんな感じで生きてきたのかっていうのも分かるのか」
さらに、タイガ達は化石を調べていくことでその化石に関係する生き物はどんな感じで生きていたのかと言うことも知った。
「これって化石なのかな?」
ツバサは不思議そうにジッと見ていた。
「これは波の化石ですね」
「波の化石!?そんなのがあるんだ。ってことは古代の海を実感してるってことか。何かロマンチック」
「これなんだろう?」
「それは恐竜の歯の化石ですね」
「本当に?やった!」
「俺らとは別の時代に生きていて、見たことも会ったこともない生き物やその時代がどうなってたかって言うのを実感できるからすげぇよな!」
「もし、僕達が化石になったら、未来の人達はどのように感じるんだろう?」
化石は太古の記録を伝え、化石は別の時代の生き物がどのように生きてきたのかと言うことを伝え、その生き物が生きてきた時代はどのようなものだったのかと言うことを実感させてくれる。
私達は好奇心さえあれば化石で別の時代を見ることができて、その時代がどうだったのかと言う事を実感し、その時代を探検できる。
好奇心さえあれば、どの世界にも自由自在に行ける、どの世界も自由自在に冒険できる。
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