第8話 ミステリー洋館
タイガ達は洋館を発見した。
「これが例の洋館か!」
「こちらはミステリー洋館でございます」
ワンダーバードは紳士っぽい感じを全面にだして言った。
「やっぱ!面白そうだな!」
タイガはいつも以上に張り切っていた。
タイガは目をギラギラと輝かせていた。
「よし!行こうぜ!」
他のみんなはわざと洋館から目をそらしていた。
「大丈夫だよ!俺が先頭に立つからお前らは俺の後ろについてこいよ!」
タイガは頼もしそうに言った。
「でも」
ヒロはとても不安そうだった。
「心配すんなって!もし敵が出てきたらモンスターと戦った時のように隙をついて敵の死角に回り込んで攻撃すれば良いんだ。」
タイガ達は回想に入った。
ヒロが飛びかかってきたモンスターに太刀打ち出来ず、やられそうになった時、タイガは先頭に立って、必死にヒロの代わりに応戦した。
「う、うわぁ!ああああああああ!助けて!」
「ヒロ、大丈夫か?しっかりしろ!」
タケシが次から次へと襲いかかってくるモンスターに戸惑っているとタイガは彼なりに考えてアドバイスをした。
「タケシ、落ち着け!素早く攻撃をよけて、隙を突いてやつらの死角に回り込め!そして、撃つんだ!」
タイガはリーダーシップを発揮し、勇猛果敢に戦ってみんなを引っ張った。
タイガ達は程よい所で回想を終えた。
「モンスターと戦った時のタイガは男気にあふれていた」
「なんていうかすごく男らしかった」
「めっちゃかっこよかった」
みんなはタイガを称賛した。
「当たり前だろ!男気と男らしさは俺のモットーだからな!」
タイガは満面の笑みを浮かべ、得意げに言った。
「あの洋館に入って何かヤバイことが起こっても俺が戦って、守るから心配すんなよ!まあ、とにかく敵が出てきたとしても隙を見計らって、相手の死角を攻撃するタイガ戦法を覚えてれば大丈夫だ!」
タイガは勇気づけるような感じで言った。
「何かちょっと勇気でてきたかも」
「だろ?」
タイガは嬉しそうに言った。
「何か戦いのプロって感じ」
「まあな!俺は兄貴との肉弾戦や鬼ババとの闘いで経験を積んでるからな!たかがこれしき兄貴や鬼ババに比べたら何でもないぜ!」
みんなはタイガの言う鬼ババは彼の母親であることを察し、苦笑いした。
「んじゃ、行くぞ!」
タイガ達が洋館に入ろうとすると、周りの空間が歪んだ。
「な、何これ!?」
タイガ達は奇妙な感覚に襲われた。
タイガ達は気がつくと洋館の中にいた。
みんなは何が起こったのか訳が分からず、呆然としていた。
「もしかして、洋館の中にいるのかな?」
「周りを調べてみるか。何かあったら俺を呼べよ」
タイガはみんなを気づかった。
タイガがとある部屋に入るとそこには美しい女性がいた。
「おぉ、きれいだな!何か知ってるかもしれないな!よし、聞いてみるか!(心の声)」
タイガはその女性に色々と聞いた。
みんなもタイガがいる部屋に入った。
すると、みんなは恐ろしいものを見るような目でタイガを見ていた。
「何だよ?」
タイガはキツそうな目でみんなを見た。
「だ、だって、それ、ガイコツ」
「ガイコツって、どこにガイコツがあるんだよ?」
タイガは不思議そうにその女性の方を見た。
「わぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
タイガはひどく驚いた。
タイガはガイコツに向かって話しかけていた。
「ああっ!気持ちワリィ!」
タイガは我に帰るとガイコツを乱暴に振り払い、部屋を出て行った。
タイガ達はその後も次々と不可思議な出来事に出くわした。
扉を開けて入ると地面に落ちそうになったり、別の扉を開けて入ると滑り台のようなもので下の階に行ったり、タカヒロは階段を下りるごとに一段ずつ階段の段数が増えていくと言う謎の現象にあい、さらに、何者かが彼の肩をトントンと叩いた。
驚いたタカヒロはとっさに後ろを振り向くが何もいなかった。
タカヒロは一体、何だったんだろうと不思議に思い、前の方を向くと突然、タカヒロに向かって謎の手が襲いかかってきた。
「わぁっ!」
タカヒロは驚いて地面に倒れこんだ。
タカヒロは立ち上がって前と後ろを見たが、何もいなかった。
タカヒロは気を取り直して、進もうとしたら謎の手がタカヒロの手と足をつかみ、タカヒロは転びそうになった。
「あっ、ああ!」
タカヒロは必死に手を振り払った。
すると、今度は謎の手が彼の肩をもんだ。
彼は何とも言えない妙な気持ちに襲われた。
彼は猛スピードでひたすら逃げた。
一方、ヒロはとある部屋を調べていた。
雷が落ちるとその部屋の窓の方に謎の女性がニヤリと笑ってヒロの方を見ていた。
ヒロは驚いて、タイガを呼びに行った。
「女の幽霊が窓の方からお前を見てた!?本当か?」
「うん!本当に出たんだ!」
「よし!行こう!」
タイガとヒロは急いでその部屋に行った。
ところがその部屋の窓には誰もいなかった。
「おい!何もいないぞ!」
「でも、本当にのぞいてたけど」
ヒロは気弱そうに答えた。
「わかった!また、何かあったら呼べよ!」
ヒロはおかしいなと思い、窓の外を見てみると何もいなかった。
ヒロはやっぱり見間違えたのかなと思い、窓を閉めると謎の女性がヒロをじっと覗き込んでいた。
「ああああああああ!」
ヒロは絶叫した。
そして、大急ぎでタイガを呼びに行った。
「また何か出たのか?」
「うん!女の幽霊がまた出たんだ!」
「本当か?」
「わかった!行こう!」
二人は急いでいき、その部屋の窓を調べたが何もいなかった。
タイガは疑っている目でヒロをジッとみた。
「本当に出たんだよ」
ヒロは気弱そうに答えた。
タイガは不機嫌そうに出て行った。
ヒロは心細い気分になった。
すると、ヒロの耳元からフッと笑い声が聞こえた。
ヒロは不安なり、あたりをキョロキョロするが、何もいない。
ヒロは気のせいかと思うと急に明かりが消えた。
ヒロが動揺していると後ろから息を吹きかけられた。
ヒロは驚いてしまった。
そして、再び明かりがつくとヒロの目の前に謎の女性がヒロをジッと見下ろしていた。
「ああああああああああああああああ!」
ヒロはさっきよりも絶叫した。
ヒロは大声でタイガを呼びに行った。
「ああっ!?また幽霊が出た?」
「うん!」
ヒロは震えながら答えた。
「本当だな?嘘だったら絶対、許さないからな!」
タイガは不機嫌そうにヒロを威圧しながらその部屋に行った。
ところが、誰もその部屋にはいなかった。
「お前、いい加減にしろよ!」
タイガは血走った目でヒロを睨みつけた。
「ごめん、でも、本当にいたんだ!思ったんだけど多分、僕がいると出て、他の誰かと一緒に入ると出てこない幽霊なんだと思う」
「お前、ふざけてんのか!適当なことばかり言いやがって!」
タイガはさっきよりも大きい怒鳴り声を上げた。
タイガはとっさにヒロに手を出そうとしたが、やめた。
「チッ!しょうがねぇな!だったら、俺についてこいよ」
タイガはヒロと一緒に調べることにした。
その頃、タケシは廊下を歩いていると男の子からキャッチボールの誘いを受ける。
タケシはいいよと言って、その男の子と一緒にキャッチボールをすることにしたが、その男の子が投げたボールをキャッチした時にタケシの顔は真っ青になった。
タケシがキャッチしたボールは野球で使うボールではなく眼球だったからだ。
「わぁっ!」
タケシはとっさに眼球を捨て、逃げた。
すると、その男の子は僕の目玉を返せ!と叫んで、片目がない状態で走ってきた。
タケシは後ろを振り向いた。
タケシは絶叫を上げながら逃げた。
タケシはその男の子から逃げ切ったが、何かにぶつかった。
それは人体模型のようなものだった。
そいつはタケシを見下ろしてニタニタとしていた。
タケシはすぐに逃げ出すが、転んでしまう。
タケシの足を手と腕の骨が掴んでいた。
タケシが振り払うと手と腕の骨は人体模型みたいなものの所に戻り、くっついた。
そして、人体模型はものすごいスピードで追いかけてきた。
タケシは必死に逃げるが、再び手の骨だけが人体模型を離れ、タケシの足を掴んだ。
タケシは転び、人体模型のようなものに追いつかれてしまい、さらに片目がない坊やに囲まれてしまった。
キャッチボールやろうよ、キャッチボールやろうよとニタニタしてゆっくりタケシに近づいてくる。
追い詰められたタケシはどうやって逃げるか必死に模索する。
すると、一本の長いひもを見つけた。
タケシはそのひもを引くと壁の中から階段がでてきた。
タケシはその階段を使って逃げた。
その頃、ツバサはきれいな噴水と花びらに口がついているおかしな花がいっぱいある所にいた。
ツバサは噴水にいる小便小僧が動いていることに気づく。
その小便小僧は動いていることがバレてしまい、動揺するが、ツバサはフレンドリーに接したので心を開いた。
リズム感あふれる腰振りダンスを繰り広げたり、おしりフリフリと言ったノリの良い仕草をする小便小僧にツバサはもっと興味を持ち、さらにフレンドリーに接した。
ツバサはお風呂から上がるとよく裸で家の中を走り回っていた幼い頃の日々を思い出していた。
二人はダルマさんが転んだをして遊んだり、口がついている花が歌う陽気な音楽に合わせて踊ったりと楽しい時間を謳歌した。
ところが、小便小僧は口がついている花に向かって放尿してしまった。
花達は苦しそうだった。
ツバサが大声で怒鳴ると小便小僧は驚いてしまい、噴水から落ちてしまった。
ツバサは心配になり、小便小僧の所にかけよると小便小僧は怒ってしまい、上に登り、仲間である他の小便小僧を呼び、仕返しとして集団でツバサに放尿した。
ツバサはあまりにも屈辱的な苦痛を味わった。
「お〜にょ〜(心の声)」
ツバサはその場から逃げ出すとマーライオンのような像を見つけた。
その像の口からはきれいな水がでていた。
ツバサはその水で体を洗おうとした。
ところがツバサが近寄るとその像の口からは水がでなくなった。
ツバサは不思議に思うとその像はゲロを吐いた。
その像は馬鹿にするような感じでゲラゲラと笑った。
ツバサはショックのあまり真っ青になってしまった。
その後、ツバサは洋館の中にあるお風呂場に入り、体を洗った。
ツバサは体を洗った後、鏡をみた。
すると、鏡の中のツバサの髪が少しずつ伸びていることに気がついた。
ショートヘアの髪型が徐々にロングヘアーになっていき、顔つきも徐々に変わっていった。
驚いたツバサは逃げようとすると鏡の女性はニヤリと笑い、鏡の中から手を出してツバサを掴んだ。
ツバサはどうにかして振り払って逃げた。
鏡の中の女性は舌打ちした。
その頃、タカヒロは頭上から死体が落ちてきて、真っ青になり、わぁっと叫び声を上げる、階段が突然、滑り台のようなものに変わり、絶叫を上げながら滑り落ちると言う災難にあっていた。
タイガとヒロはある扉を開けると元いた場所に戻ったり、別の扉を開けるとその扉の向こうから無数のトゲがある板が飛んできたり、別の扉を開けて入ると床が滑り台のようなものに変わり、滑り落ちたり、廊下を歩いていると回転する板を踏んでしまい、下の階に落ちてしまったりと様々な災難にあっていた。
そして、タイガとヒロ、タケシ、タカヒロ、ツバサは合流した。
すると、タイガ達の下から化け物のようなものが彼らをジッと見つめ、ニタニタと笑った。
タイガ達はとてつもなく驚いた。
そして、徐々に周りの空間が歪んでいき、周りの空間が化け物のようなものに変わっていった。
逃がさないぞと言う声が至る所から聞こえた。
タイガ達はどうすれば良いんだと考えていると我々はシコウだと言う声が聞こえた。
ツバサはシコウは思考だと考え、この洋館の外に逃げたと言うのを頭の中で想像する事でこの空間から逃げ出せると考え、みんなにこの洋館の外にいるって言うのを想像してと言った。
みんなは必死にこの洋館の外に出ると言うのを想像した。
すると、タイガ達は地面に倒れ込んでいた。
タイガ達が気がつくとそこに例の洋館はなかった。
タイガ達は何でだろうと不思議に思っていた。
すると、ワンダーバードは何が起きたか、ちんぷんかんぷんでしょう、まずは一回、頭を休めましょうと言った。
その後、ワンダーバードはタカヒロに恐怖に耐える訓練で充填率の問題と球の表面積の問題に苦戦していたから充填率の問題と球の表面積の問題を図を使って分かりやすく説明しようと言った。
すると、ツバサは一緒に教えてもらって良い?と聞いた。
すると、ワンダーバードは意欲があって良いね!と喜んだ。
ワンダーバードはタイガに一緒にやる?と聞いたが、タイガはけっこうだねとだるそうな感じで答えた。
タイガ達は我々はシコウであると言う先程の怪物のセリフからこの世界の中にあるありとあらゆるものはコンピューターの思考によってできたもので自分達はコンピューターが想像した世界にいると察した。
想像と言うものは無限大の魅力に満ち溢れている。
想像はありとあらゆる個性やエンターテイメントがあふれる世界に私達を連れて行ってくれる。
想像はどこまでも無限に世界を広げることができる。
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