第5話 探索

 タイガ達は仮想世界での生活を満喫していた。


タイガは昨晩にタケシとやった頭の中で想像したキャラクターを目の前にだして遊ぶゲームを自慢していた。


「俺が想像したものが全て目の前にでてくるし、周りの景色も思い浮かんだ通りに変わって、想像してだしたキャラクターも俺の頭の中で考えた通りに動くし、どんなに複雑な動きを思い浮かべてもその通りに動くからすごいぜ!」


「うん!想像してだしたキャラクターにも触れるし、実際に自分自身も想像してだしたキャラクターと直接的に対戦できるし、本当に面白かったよね」


タケシも絶賛していた。


「ああ!これまでやってきたどのゲームよりもエキサイティングだったぜ!」


「本当に!」


「面白そう、何かやってみたくなってきた!」


ヒロとタカヒロはとても興味津々だった。


「お前らもやってみろよ!今夜、俺らと一緒にやろうぜ!」


「良いよ!」


「もちろん!」


ヒロとタカヒロは心良く誘いに乗った。


「ツバサも一緒にやらない?」


「うん、良いよ」


ツバサはVRゲームにはあまり興味を持っていなかったがとりあえず誘いに乗った。


「そうそう、昨日、湖を見つけたんだ!その湖はとてもきれいで魚もたくさんいるよ!」


「水遊びが出来てとても気持ち良いし、めっちゃ楽しかった!」


ヒロとタカヒロは昨日見つけた湖の話をした。


「ふ〜ん、良いじゃん。行ってみるよ」


タイガは素っ気なく聞いていた。


「後、その湖で水遊びしてたら水面から神秘の記憶へ行けば、宝を探す鍵がある。神秘の記憶へ行けば、解る。って言う文字が出てきたんだ!」


「ほ、ほんとかよ!?」


タイガの素っ気ない顔つきが急に変わった。


「もしかしてだけど、その神秘の記憶ってうちらの脳にある記憶と何か関係があるかも」


ツバサは張り切って言った。


「俺らの頭ん中にある記憶に何か手がかりがあるかもしれないな」


「神秘の記憶へ行ってみるか!」


タイガは出発しようとした。


「でも、その神秘の記憶ってどこにあるの?それに神秘の記憶って何なの?」


ツバサは聞いた。


「お前ら、他に何か情報はないのか?」


タイガはヒロとタカヒロに聞いた。


「ごめん、神秘の記憶へ行けって言う文字しか浮かび上がってこなかったから神秘の記憶へ行けって言うことしか分からない」


「何だ!他には何かないか探さなかったのか?」


タイガは二人を問い詰めた。


二人は申し訳なさそうに黙ってた。


「チッ」


タイガは力強く舌打ちした。


「湖を調べに行くぞ!」


タイガは不機嫌そうに言った。


「ちょっと待って!あの湖の辺りは危険な生き物がいるかもしれない」


「そうそう、僕らも湖に来る前に得体のしれないこの世のものとは思えない怪物と出くわしたんだ」


ツバサ、タカヒロはタイガに言った。


「マジかよ!それで襲われたのか?」


タイガは真剣に聞いた。


「僕らは襲われそうになったけどどうにか逃げた」


「別に襲われはしなかったけど、体を洗っている時にどこからか鋭い視線を感じたような気がした」


証言を元にタイガはいろいろと考えた。


「その湖にはいろいろな怪物が出るから気をつけた方が良いよ」


「まあ、ツバサちゃんが入浴している時にこっそり観てたのは僕なんだけどね〜(心の声)」


ワンダーバードは心の中でクスクスと笑った。


「逃げ切ったってことはその怪物は動きが鈍いかもしれないし、そうでないとしてもヒロとタカヒロが逃げ切れたんだから大丈夫だろう(心の声)」


「よし、湖を調べに行くぞ!」


タイガは張り切って湖に行こうとした。


「ちょっと、湖の近くには怪物がいるよ!」


「それに何も対策しないでそのまま行ったら絶対、ヤバイって!」


タカヒロとツバサが止めに入った。


「心配無用!どうにか逃げ切れるさ!一度逃げ切れたから大丈夫だよ!」


タイガは自信満々に言った。


「必ず逃げ切れるとは限らないじゃん!」


「もしかして、何か対策とかあるの?」


ツバサは焦り、タカヒロは不思議そうに聞いた。


「その通り!実は対策を考えたのだ!まず、この俺が先頭に立つ!そして、次はタカヒロとヒロが怪物が出そうになったら俺に教えること!タカヒロとヒロだったら一度怪物に出くわしてるんだし、足音とか鳴き声とかあとは臭いとか気配が分かるはずだから適任だと思うぜ!」


タイガはさらに得意げに言った。


「あ〜、なるほど!良いと思う!」


ヒロはとても納得していた。


「だろ?」


タイガはとても嬉しそうだった。


「でも、それだけだったら怪物に太刀打ちできないんじゃない?」


ヒロはタイガに聞いた。


「良い質問だ!ヒロ君!」


タイガは張り切って石ころ、木の棒、ひもを想像して目の前にだした。


「あっ、もしかして!ヤリを作るの?」


ツバサは驚いた。


「That's right!原点に戻るんだ!人類は試行錯誤して道具を作り出すことで他の生物を圧倒し、進化してきたではないか!」


タイガは張り切って作るが思うように上手くいかなかった。


タイガは次第にいら立っていった。


そして、材料はバラバラになってしまった。


ワンダーバードはそんなタイガをニヤニヤしながらいやらしそうな顔で見つめていた。


「タイガさんはまさに原始人の鏡ですねぇ!ハハハハハハハハ!」


ワンダーバードはタイガに嫌味を言った。


「誰が原始人だ!?」


タイガはワンダーバードを睨みつけた。


「すいません、失礼しました。タイガさんの知能は原始人どころか猿程度ですねぇ!」


ワンダーバードの嫌味はエスカレートしていった。


「うるせぇ、俺はな人類の本来あるべき姿に目覚めたんだ!」


タイガは自信満々に言った。


「ほぉ、ただイタズラに材料を壊していくことが人類の本来あるべき姿ねぇ、笑えるね!ハハハハハハハハ」


ワンダーバードはとてつもなく見下したような目でタイガを見つめた。


「野郎!」


タイガは鬼の形相で石を投げつけた。


しかし、ワンダーバードはやすやすと避けた。


「おやおや、前にも言ったはずですよ?石ころを避けるのなんて朝飯前だって」


ワンダーバードは挑発するような感じでタイガに言った。


「くそ!」


タイガはただただ悔しそうにワンダーバードを見つめていた。


ワンダーバードはニヤニヤと見下したような目でタイガを見つめていた。


見かねたツバサは手伝いに行った。


タイガはしぶしぶツバサに手伝ってもらった。


「あっ、そうだ!」


タイガが何かを思いついた。


「材料を使って一から作るんじゃなくて頭の中でヤリを思い浮かべてそのままだせば良いんだ!」


タイガは頭の中でヤリを思い浮かべ、目の前にだした。


「ハハハハハハハハ、ロクに頭を使わず、楽なものに頼ろうとする、とてもじゃないけど人間らしくないね〜」


タイガはワンダーバードを睨みつけた。


「へっ、そうだな!」


タイガはヤリを壊した。


「やっぱ、頭使って試行錯誤しながら作る方が良いよな」


タイガは自分で考えて試行錯誤して作ることにした。


ツバサは一生懸命タイガを手伝った。


ヒロとタカヒロとタケシは考えながらあの手この手でヤリを作ろうとするツバサをじっと見ていた。


「すごいなぁ」


「おい!見てる暇があったら手伝え!」


タイガは大きな声でヒロとタカヒロとタケシに言った。


ヒロとタカヒロとタケシは我に返り、かけ足でタイガとツバサの所に行った。


そして、失敗に失敗を重ね、ついにヤリは完成した。


「よし!」


ツバサは小さく拳を握った。


タイガ達は力を合わせてヤリを作った、と言うよりほとんどツバサが一人でやったようなものだった。


「やった!できた!」


ヒロとタカヒロも完成を喜んだ。


「へっ、お前らは何もやってないだろ!」


タイガは馬鹿にしたように言った。


「一応、ちょっとは手伝ったよ」


ヒロとタカヒロは気弱そうに反論した。


「なもん手伝った内に入るか!でも、ごめん!参加してくれたのは事実だしな!サンキュー」


タイガは彼なりに二人をホローした。


その時のタイガの笑顔は爽やかだった。


「い、いや!ありがとう」


ヒロとタカヒロも嬉しい気分になった。


「何言ってるんですか?タイガさんも人のこと言えませんよ?タイガさんはツバサさんの足を引っ張ってばかりじゃないか?」


ワンダーバードは再び馬鹿にした感じの口調で喋った。


タイガはとてつもなく不機嫌そうな顔で無視した。


「いや〜、それにしてもツバサさんの探究心といい、あの手この手を使って試行錯誤していく粘り強さといい、ツバサさんはまさに人類の鏡ですね〜。やっぱり頭を使い、試行錯誤して失敗に失敗を重ねても諦めずに挑戦して何かを生み出していくのは素晴らしいし、とても美しいですね〜。どこかの猿どもとは大違いですよ」


ワンダーバードはタイガ、ヒロ、タカヒロ、タケシの四人を馬鹿にした。


ヒロとタカヒロとタケシはタイガだけでなく自分達も馬鹿にされたことに対して動揺した。


「はっ、俺だってな、いろいろと試行錯誤したんだよ!猿呼ばわりするな!」


「おやおや、失礼しました。では、今からタイガさんのあだ名はアウストラロピテクスにしたいと思います」


ワンダーバードは最高に嫌らしい顔で言った。


「ふざけんな!って言うかアウストラロピテクスに謝れ!」


タイガはワンダーバードを睨みつけたと同時に石ころを投げた。


「ハハハハハハハハ、最初に道具を使ったのはアウストラロピテクスで、最初に道具を作ったのはホモ・ハビリス なんだ。そうそう、道具を作ることで人類の脳はさらに巨大化していき、ホモ・ハビリス が最初に道具を作った頃から人類の間で利き手がでてきたんだ。さらに、ホモ・ハビリスには猿にはない言語野、そう、ブローカ野があったんだ。まあ、タイガもツバサさんのように自分の頭を使って何かを見出せるようになったらホモ・ハビリスと呼んでも良いよ」


ワンダーバードは上から目線でタイガに言った。


「へっ、結構だね!」


タイガはワンダーバードの上から目線な態度にいらつき、とても不機嫌そうな顔つきで冷たそうに言った。


ツバサはべた褒めするワンダーバードに対し、戸惑った表情をした。


「じゃあ、行くか」


タイガは不機嫌そうにみんなと一緒に例の湖に行くことにした。


湖に向かう途中、ヒロは物音を聞いた。


「あっ!もしかして」


「ひょっとして、あの怪物!?」


「た、たぶん!」


「タイガさん、あの怪物が」


ヒロとタカヒロはタイガに怪物がやってくると言った。


「何!?本当か!?」


タイガは二人が指を指す方向にヤリを構えて待ち伏せした。


ところが、二人が怪物だと言ったのはただの鳥だった。


「あれ、ただの鳥じゃないの?」


タケシはあっけにとられたような顔で言った。


「お前ら」


タイガはヒロとタカヒロをにらんだ。


「嘘じゃないよ。本当にいるって思ったんだ」


「でも、ごめん」


ヒロとタカヒロは気弱そうに言った。


「本当だな?分かった。信じるよ」


タイガは半分疑いつつも信じることにした。


そして、湖についた。


「よし!調べるぞ!俺が潜るけど、できたらツバサも潜って一緒に調べてくれない?」


「うん。良いよ」


二人は張り切っていた。


タイガは海パンを頭の中で想像して目の前に出して、着替えて湖の中に潜っていった。


ツバサはスクール水着を頭の中で想像して、目の前に出して草むらに隠れて着替えて湖の中に潜っていった。


「健康優良オタク少女!いっきまーす(心の声)」


タイガとツバサは運動神経が割とよく、泳ぎもまあまあ得意だった。


ツバサが飛び込んだ後、ヒロはこそこそと話した。


「やっぱりあのさっぱりした髪型とちっちゃくてスマートなお尻と小さい胸が良いよなぁ」


ツバサはどちらかと言うと若干、幼児体型である。


「おい」


タカヒロはヒロの頭を軽く叩いた。


その時、タイガが水面から出てきた。


「おい!お前らが見ている所から何か出てくるかもしれないから見張ってろ!」


ヒロ、タカヒロ、タケシは言われた通り湖を見張ってることにした。


湖の中ではタイガとツバサが神秘の記憶へ行くための手がかりを探していた。


ツバサは手がかりを探しながら湖の中にいる魚を見つめていた。


「あぁ、きれい!(心の声)」


ツバサは海の生き物が好きだ。


そのためツバサは次はイルカに生まれ変わりたいと強く願っている。


すると、何か光っているものを見つけた。


それは石版だった。


何か他にも手がかりになるものはないかと探したが、他に手がかりになるようなものはなかった。


見つけた石版の光っている部分を見てみると、この世界を創っている記憶とは何なのか、神秘の記憶へ行けばその全てが判る。そして、宝の謎が明かされるであろう。としか書かれていなかった。


「え〜、たったこれだけかよ」


タイガはがっかりした。


タイガは仕方なくもう一回潜って調べることにした。


「あれ、また潜ったけど?どうしたのかな?」


「さあ?」


ヒロ、タカヒロ、タケシの三人は不思議そうに見つめていた。


ヒロは暇だったので水切りをして遊んでいたが、なかなか上手くいかなかった。


「駄目だ!さっき見つけたやつを除いて、何も手がかりがない!(心の声)」


タイガは諦めて水面からでたその時。


目の前に何かが飛んできた。


突然、タイガの方に石が飛んできた。


「わぁっ!」


タイガは間一髪で避けた。


「あぶねー」


「大丈夫?」


タケシはタイガを心配した。


「おい!どう言うつもりだ!ふざけんな!」


タイガはヒロに向かって罵声を浴びせた。


「す、す、すいませんでした。つ、つ、つ、つ、次からはこ、このよ、ようなことがないように気をつけます」


ヒロはしどろもどろで言った。


「あぁ!?聞こえねぇな!?」


タイガはさらに激しく罵声を浴びせた。


「すいませんでした。このようなことは二度と致しません。すいませんでしたぁぁぁぁぁ!」


ヒロはとてつもなく怯え、力いっぱい叫んだ。


「おう!当たり前だ!っていうかお前、何やってんだ?見張りの役はどうしたんだ?あぁ!?」


タイガは鬼の形相や若干、低い声で威圧しながらヒロを問い詰めた。


「暇だったので見張りをしながら水切りをして遊んでいました」


ヒロはいさぎよく正直に答えた。


「てめぇ!何が水切りだ!?ぶっ殺してやる!」


タイガはヒロに向かって突っかかろうとした。


すると、ツバサがタイガを羽交い締めにした。


「ちょっと!いくらなんでもそこまでしなくて良いよ!」


ツバサはタイガを説得しようとした。


「離せよ!」


タイガはジタバタした。


「お願い!石を投げたのと見張りをちゃんとやってなかったのは良くないと思うけど本人はちゃんと反省してると思うし、許してあげてよ。それに、わざとじゃないと思うし」


「わかってるよ!冗談だよ!」


ツバサはタイガを離した。


「まぁ、さすがにわざとでもないのに血だらけにするのは酷すぎるもんな」


タイガは少し落ち着いた。


「今度は気をつけろよな!次やったら絶対、許さんからな!」


「うん!ありがとう!もう二度としないよ!」


タイガとヒロはとりあえず握手した。


タイガ達が帰ろうとしたその時。


タケシが何かに気づいた。


「あっ、何かが水面に浮かび上がってる」


タイガ達は水面をじっと見た。


「あっ、ほんとだ!」


「おぉ!」


水面には様々な記憶を巡れ。神秘の記憶への道筋は君達が訪れる様々な記憶に示されてある。と言う文字が浮かび上がってきた。


「タケシ、でかしたぞ!これは大きなヒントだ!たぶん俺らが行く先々に神秘の記憶への道筋につながるヒントがあるってことだ!」


「やった!」


タイガ達は喜び、嬉しそうに帰った。


「体罰!体罰!体罰!体罰!」


タイガはノリノリでヒロを軽く叩いたり、軽く蹴ったりした。


「ちょっと、やめてよ」


ヒロは嫌がってるように見えるが、どこか楽しそうだった。


「うっせぇ!ハハハハハ!」


タイガ達が楽しそうに歩いていると、突然、何かが飛びかかってきた。


「わぁっ!」


それはヒロとタカヒロを襲った怪物だった。


タイガ達は驚き、ヒロはとっさに怪物の頭の上に石を落とした。


「あれ?何で?あっ、そっか!頭の中で思い浮かべれば何でも自分の思った場所に出せるんだった(心の声)」


ヒロは一瞬の出来事で何が何だかさっぱり分からなかったが、どうにか我に返った。


「よし!」


ヒロは怪物に向かってヤリでとどめを刺した。


「ウェーイ!」


タイガとヒロは意気投合した。


「けっこう息があってるじゃん!」


タイガとヒロの仲が少し良くなった。



 その夜、タイガ達は日中に自慢した画期的なゲームをやった。


タイガ達は宇宙を想像すると、周りには本物に良く似た宇宙空間が広がっていた。


「きれい!」


「何て言うかとても幻想的!」


「見てるだけでうっとりする」


みんなはあまりの美しさに見とれていた。


特にツバサはとても感動していた。


ツバサは宇宙が大好きなのだ。


ツバサは他のステージではあまり乗っていなかったけれど、タイガが宇宙空間を思い浮かべ、宇宙のステージに入った途端、急にノリノリになった。


ツバサは流行りのゲームやアニメ、最新のスマホやスマホにはどんなアプリがあるのかと言うことはあまり知らないし、興味もあまりないが、宇宙のことに関してはとてつもなく興味を持っていた。


宇宙のステージで対戦すると、タイガとツバサの一騎打ちとなった。


タイガは必死に応戦するが、ツバサは無表情でノリノリと楽しそうに勝負をこなしていった。


ツバサは勝負に勝つためでなく、宇宙空間と共にあることに喜びを感じ、それを楽しんだ。


「やるな!」


「おぉ、すげー!」


タイガ達はツバサに釘付けだった。


「いや〜、こうしてみると人間ってとても魅力的だね(心の声)」


ワンダーバードはタイガ達の人間らしさに感心していた。



 人間らしさとは何かと聞かれたら何と答えますか?



それを答えるのは難しいでしょう。



何かに感動すること、誰かを想うこと、知恵を絞り、試行錯誤して何かを生み出すこと、お互いの意思を共有し合うこと、何かに向けて必死に努力すること、全体のために我慢すること、全体のために行動すること、芸術を楽しむことと言ったように人間らしさとはいろいろあるでしょう。



でも、本当の人間らしさとは一体何かと言う事は誰にも分からないであろう。



人間らしさとは先程述べたものをまとめたものかもしれないが、それも一つのものさしに過ぎない。



結局の所、真の人間らしさが何なのかと言うことは誰にも分からない。



知っていたとすれば、それは神様だけなのかもしれない。




























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