厨二病は遂に魔王のもとに辿り着く


「フフフ、よく来たな。褒めてやろう」


「ふん。ならば褒められてやろう」


「おいおいお前。その返しは…………流石に寒過ぎ(笑)」


「……よしわかった。魔王よりもまずお前からだなぁ。おい! 禁断解放を果たした俺を舐めるなよ!」


「痛い痛い痛い! ごめん、ごめんなさい!悪かったから」


「いいや許さねぇ! 思えばこの世界に来てからお前随分調子乗ってやがったよな〜」


「………………」


「ロード、落ち着け! そしてさっきの君の言葉を是非ともあの魔王に浴びせてやってくれ。それとコンビニはサポートだからな! 途中で逃げるなよ」


「……ぉぅ」



「本当に大丈夫なのか貴様! 俺の事を散々煽っておいてまさかなんにもできないなんてことは無いだろうな!」


「おーい、聞こえてる? 無視してるの?」


「あ、あったりめーよ! オラニマカセナ」


「喋り方変わってるぞ」


「…………あれ? 我放置されてる?」


10分後


「もういいか」


「レディーパー「それ以上喋るなクソコンビニ! それ以上喋ったらこの作品がお蔵入りだ!」


「え? なんのこと?」


「2人とも静かにしてくれ。ああ、魔王。待たせて悪かったな! 決着を着けよう」


「ってか待っててくれるなんて、あんた良い奴なの? まぁ俺たちここに来たばっかだからあんたのこと全然知らんけど」


「我は優しくなんてない! 真の悪! それが魔王よ。さぁ我が前に震えるがいい」


すると突如周りから光が消える。そして代わりに感じるのは恐ろしく冷たい冷気。全身を酷く震えさせる。


「流石は魔王。今までの奴とは比べ物にならないな。だが!」


「その通りだ! 安心しろファウスト! 2人が力を合わせれば、不可能なんてない」


(俺を抜かしてるぞ翔! でも実際そうだから何も言えねぇ〜)


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