106


 聞かされた依頼の件。それは聞くだになんとも無茶な話であったが、聖女様にやれと言われればやるしかない。

 辺境人にとって聖女様の言葉とはそういうものだ。

 もっとも一人でやれ、というわけではないようで安心する。というか、主体はその方がやるそうで、俺はその護衛につけとのことだ。

 しかし、なぜ俺なのかがよくわからない。

(適任がいくらでもいるのでは……?)

 そんな俺の疑問に気づいてるのかいないのか。聖女様は立ち上がる。

「では2日後に私の後輩を寄越しますので、卿は勝手にダンジョンの攻略に行かぬようお願いしますね。この件はなるべく、できれば年内に終わらせておきたいのです」

 辺境人は割と時間に寛容だからか、聖女様の注意も正当なものだろう。俺とて聖女様からの依頼でなければ行く前にデーモンと戦って景気づけしとこう、ぐらいは考えていたかもしれないからな。

「はッ、心得ております」

 アレは面倒な子ですが心根は正しいので不安がらずよろしくおねがいしますと聖女様は言うと、聖句を唱えて俺の身体に溜まった瘴気を浄化してくれる。

 身体の節々で凝り固まっていた瘴気の塊が消滅し、身体が軽くなっていく。自覚はなかったが相当にやられていたらしい。こればかりはソーマではどうにもならないのでこうして定期的に地上に出てきて聖なる力でなんとかして貰うしかないのだ。

 感謝と共に深く頭を下げる。任務については言わずもがなだ。達成するために全力を尽くそう。

「セントラル卿」

 見上げれば枢機卿が何かを言おうとして、迷い、しかしそれを口にした。

「卿は……今のままダンジョンに向かっても遠からず心が擦り切れよう。ゆえに一度立ち止まり、しっかりと傷を癒やしなさい。此度の任務はダンジョンの攻略に死力を尽くしている卿にとって歯がゆくもあるだろうが、戦士には傷を癒やす時間も必要だ」

 ……見上げれば聖女様が小さく頷いている。

 手で顔に触れれば、そこにはリリーの皮膚がある。俺の顔の半分以上を占めているもの。事情を知らぬ者が見れば異形にしか見えぬ姿。

 俺は気落ちしているように見えるのだろうか? もはや俺の顔色などわかるはずもないのに、わかってしまう人にはわかってしまうらしい。

 息を吐き、腰の袋を見る。そこにはリリーの鎧櫃が入っている。

 そうだな。リリー。任務のついでだ。大陸にお前の遺品を届けにいくのもいいだろう。

 心が休まるとは思えなかったが、デーモンに付け込まれぬよう心の整理は行うべきだった。

 故に、機会を与えてくれたお二人に俺は深く深く頭を下げるのだった。



「キースは随分と男前になったにゃね」

「猫。いたのかお前」

 お二人を見送った後に少し眠り、起きればそこには猫がいた。

 ミー=ア=キャット。商業神の眷属たるダンジョン猫は聖域の中心である聖印をぺしぺしと尻尾で叩きつつ、ごろごろと寝転びながら俺を見ている。

 にゃんにゃんと鳴いている姿はいつ見ても変わらないままだ。

「戻ってきたにゃら、手に入れた道具の鑑定でもするかにゃ?」

「ああ……いや、ひとつ聞きたいことがある」

 にゃにかにゃ? と猫に見せるのは袋から取り出したチェス盤だ。中には倒したデーモンたちの駒が入っている。

 黒のポーンが7つ。黒のナイトが1つ。黒のビショップが1つ。黒の城兵が1つ。計10の黒の駒。

「これは……なんだ? ただの駒だったんじゃなかったのか?」

「ただの駒にゃよ?」

 そんな馬鹿な。リリーの死ぬ瞬間を思い出す俺に猫がぺしぺしと小さな手で盤に納められた駒を叩く。

「何度見ても神秘の欠片もない・・・・・・・・ただの駒にゃ。ミィにはそうとしか見えないにゃ」

「……待て。神秘の欠片もない・・・・・・・・って言ったのか?」

「言ったにゃね。それで、ほかにはにゃにもにゃいのかにゃ?」

 にゃぁ、となく猫を他所に、俺は駒を見る。どれもどれもただの駒にしか見えない。しかしこの駒からはデーモンからの取得品だというのに、神秘の匂いが欠片もない。

 言われて、ようやく違和感に気付く。

 神秘の失われた大陸の物品でさえ、神秘の残り香は微かにだがあるのだ(実用に足らないという点は置いておくが)。

 だがこれには、全くない。微かに、なんてレベルではなく、全くないのだ。

(いや、おかしいぞ。全く、ない? だと――)

 それはこの場では非常に異質なことだった。

(どうやって存在しているんだこれは? 大陸ならともかくこんな瘴気の濃い場所じゃ神秘のない物体は瘴気の圧力により存在を保てず崩壊する筈だ。神秘の強さはその存在の強さだからな。だが、これは全く神秘がないにもかかわらずに崩壊せずにここに存在している? どういうことだ?)

「キース。どうかしたにゃか? 何かあったにゃか?」

「いや……なんでもない」

 猫に聞こうとも思ったがこいつは神の眷属とはいえあくまで商業神の眷属だ。

 鑑定してわからないということは、本当にわかっていないのだろう。

 あくまで商人。幅広い知識はあるのだろうが魔術や神秘の専門家というわけではないのだ。

 故に、駒に関しては誰か神秘に詳しい者に聞く必要があるかもしれない。

 チェス盤を見下ろしながら俺は猫に言う。

「ちょうどいい。これを預かっていてくれ」

「にゃ? いいけどどうしたにゃ?」

「一度地上に戻るからな。こんな危険なものを持って地上には出れない」

 にゃんにゃんと俺からチェス盤を受け取った猫がどこかの異空間に盤を仕舞う。念のためだが、地上に向かうなら預けておいた方が良いだろう。

「他にはにゃにかあるかにゃ?」

「ああ、鑑定を頼む」

 袋からごそごそと手に入れた物品を取り出していくと。待ってました、とばかりに猫がにゃん、と鳴いた。



「このギザギザ刃の剣と槍はそれぞれ『堕落の剣』と『堕落の槍』って銘にゃね。悪言の刻まれた品じゃにゃいけど。結構な業物にゃよ。んで、こっちのマスクは『魚人の鰓サフアグン』って魔法の道具にゃ。結構な昔にそこそこ作られてたものにゃよ。『潜水』『浄化』の聖言が刻まれてて水の中でも呼吸ができるにゃ」

 それしか手段がなかったとはいえ、鑑定もしないで迂闊に使ってしまった俺だ。危険な道具じゃないのか、と聞けば「『浄化』の聖言があるから水の中以外のきたにゃい空気の中でも使える良い品にゃよ」と猫は太鼓判を捺してくれる。

「次にゃね。このナイフは珍しいものにゃ。肥沃と家畜の神チコメッコの加護のある品にゃ」

「加護ってことは聖具じゃなく神具なのか?」

 神具。聖言ではなく神の加護によって力を得ている道具のことだ。だが、むむ、と唸る。チコメッコとはなんとも……。

「どうかしたにゃか?」

「ああ、いや。チコメッコはあんまり信仰したことのない神だからな」

「キースは農民じゃにゃかったかにゃ?」

 農夫だが俺は男だ。そしてチコメッコを奉ずるのは基本女たちだ。もしくは辺境でも珍しい富農連中。

 年に一度の祝祭などではさすがに敬うことも多かったが、実のところよくは知らない神の一柱である。

「ま、いいにゃ。このナイフにかかってる加護は『肥沃』と『多産』にゃね」

 黒の弓に掛かっている女神の加護よりも加護らしい加護だった。ただ俺の役に立つのかどうかはよくわからない。

「役に立つのか? それは」

「『肥沃』も『多産』も神具というより土地を富む為の祭具に使った方が便利にゃけど。これはこれで使えるにゃ。『肥沃』の加護は肉体を健全に保つ効果があるにゃし。『多産』の加護は日に一度ナイフを9つに増やせるにゃ」

 増やした8本のナイフに加護はかかってにゃいけど。と猫は言う。

 装飾のない無骨なナイフというわけではない。チコメッコを奉ずる美しい紋様が描かれた黄金銅オリハルコンの刃だ。土地を富ませるという特性もデーモンに対して効果のある聖なるものとして使える。

「銘は『富ませる者の鍬チコメッコ』にゃね。便利だと思うにゃよ」

 ふむ、と頷きながら猫が返してくるナイフを袋に戻す。

 次は杖。短杖というべき長さのそれは殴って使うよりも唱えて使う為のもののように見えた。

 深い青で作られた光沢のある金属杖。先端に嵌っているのはアクアマリンだろうか? かなり深い青を湛えており、強い力があることがひと目でわかる。

「魔術師の為の杖にゃね。聖言は『水適正上昇』にゃ。身に着けていれば水の魔術のちからを強めたり、水の魔術に対して耐性を得られるにゃ」

「ほぅ」

 あの魚のデーモンに対抗する為の武具の一つになるだろうか。俺の目が期待に染まる。

 にゃんにゃんと鳴く猫は「銘は『尽きぬ泉プレシオ』にゃね。名前は大事にゃよ」と俺に杖を差し出してくる。

「ええと次は」

 猫が見ている槍。こんなものどこで手に入れたかと思いつつ、ああ、そういえば八つ目のデーモンと戦ったあとの長櫃の中から手に入れたものかと唸る。

 結構良い品に見えるのだが装飾は過多で、彫り込まれた聖言も結構なものだ。未鑑定品だと思って放っておいたが戦闘に使ってもよかったかもしれない。

 いや、得体が知れない武具ではあるのだが。『堕落の長槍』の方が使い勝手がなぁ。あれは見るからに殺傷力が高く悪言も付与されていない品だ。使っていて楽しい武具である。

 何より堕落の武具はデーモンを殺せばデーモンが落とすのだ。使い捨てるには十分なものである。

「これも聖具にゃね。銘は『海王の槍ポスルドン・レプリカ』」

「ん? レプリカ? いや、ポスルドンの名を関した武具か? 神槍ポスルドンに由来のある品か?」

 神槍ポスルドン。海の民が奉じている海洋神殿にそんな槍があったという話を聞いたことがある。辺境でも有名な武具の一つで、かつて直々に海洋神が振るったと言われる神槍だ。

 ポスルドンが振るった際に、海を100里にも渡って両断し、迫るデーモンの大群をことごとく海中に沈めたというのは有名な伝承。

 俺も神具を2つ得たが、格としては主神にも匹敵するポスルドンのものの方が遥かに高い。

 いや、神具は敬虔な信徒の中でも特別に寵愛されたものしか得られない品だ。そんなものを2つも持ってしまった辺りどうにも俺もおかしいが。月の女神アルトロ肥沃の神チコメッコも別に特別に信仰してる神じゃないんだよなぁ。

「それのレプリカにゃね。本物には遥かに劣るけど、かなりの力を秘めているにゃよ」

 刻まれた聖言は『満たす水』と『海神の刃』『修復』。満たす水は『水』の聖言より2つぐらい格の高いもので、魔力やオーラを注ぎ込めば水の刃を生み出して敵を両断できるのだという。

「でもキースには使えにゃいにゃね」

「む? これでも魔力は上がった方だと思うんだが……」

 赤壁ともなると一発か二発が限界だが、火球であれば結構な数撃てるようになってきた筈だ。

 そんな俺に猫はにゃんと鳴き。

「信仰心がたりにゃいにゃ」

 あ、そうですか。

 槍を猫に返されて試しに振るってみる。装飾が多く、重い。金属はドワーフ鋼のようだがゴテゴテとしていて槍としては使いにくい。

 そして聖言である『海神の刃』。持つ者の信仰心を力として、刃の鋭さを上げる聖言らしいが……。槍が風を切る音でわかる。機能してねぇなこれは。

 信仰心の欠如。俺にとってはさもありなん、だ。……海洋神殿に奉納しちまうかこれ? 堕落の長槍の方がよほど使えるぞ。

 こういう考えがパッと浮かんでしまう辺りが俺の信仰心のなさを表していた。

 ちなみに、神具に関しては少しの信仰でも使うことができる。信仰心があれば誰でも使える聖具と違い、神具を使うには神に認められることの方が重要なのだ(もっとも使用を許されているのとそれを扱えるのは別だが……新月弓などは加護とは別に、弓を扱うために相応の技量を使用者に要求する)。

 そして神具に縁のあるデーモンを倒したことで俺は2つの神具の使用を神々に認められている。神具を信仰心の薄い俺が使えるのはそういうことなのだ。

「で、えぇと。次はこの服かにゃ」

 ぺしぺしと猫がデーモンの落とした服と魔術師が使うだろうローブを示す。

 ローブは、長櫃から手に入れたものだろう。実のところどうでもよく余り覚えていなかった品の一つだ。

 鑑定結果も同じようなもので、聖言は刻まれていないが使われている素材で魔術の効果を高める魔術師のローブにゃと教えてくれる。

 エルフの魔術師エリエリーズにでも売りつけようかと悩みつつ、次の鑑定結果を聞く。

 もう一つの貫頭衣はデーモンが落としたものだ。

「珍しいものにゃね。『長者の服』の一つにゃ」

「長者の服? あー、いや、待て。聞いたことあるな。昔話のアレか?」

「それにゃ」

 村の老人の一人に聞いたことのある話だ。ええと確か。

「怠け者の農民が拾った服を着たらトントン拍子に物事がうまくいって結果として長者になった話だったか」

「そうにゃ。長者になって豪華な服を着たら何事もうまくいかなくなって物乞いになってしまった話にゃね」

 で、服の効果にゃけど。と猫が補足する。

「聖言はにゃいけど呪的な効果で運がよくなるにゃ」

「運」

「具体的にはデーモンからのドロップが増大するにゃ。鎧の下にでも着ておくにゃか?」

「防具としての価値はどうなんだ?」

「ただの服にゃね」

 悩む。個人的には分厚い鎧下を着ておきたい。厚い服は鎧がやぶられてもある程度の攻撃に対して強くあれる。しかし、この薄い貫頭衣にその効果は望めない。

「どうにもな。使える時に使おう」

 手札が増えると思っておこう。服を袋にしまえば次は指輪にゃね。と猫が言いながら並べていた指輪を指し示した。

「これは『狡猾な鼠の指輪』こっちは『耐える水の指輪』にゃね。『狡猾な鼠の指輪』は身につければ多くの存在から敵意をもたれにくくなるにゃ。『耐える水の指輪』は水の攻撃に対して耐性を得るにゃ。どちらもそのままにゃね」

 そのまま指輪入れに入れていく俺。鼠はともかく耐える水はありがたい。

 手に入れた道具の多くを見て思う。

 やはり準備をすればあの魚のデーモンを倒せる。そして道中のデーモンたちに有効な道具も多い。……それでも。

 あのリリーの有様。時間はなかったのだ。一度でもここに戻ってしまっていればリリーを人のまま死なせてやることはできなかっただろう。

 俺にはやはり強行軍しかなかった。

「キース。次にゃよ?」

「ああ。わかってる。馬の紋章か」

 商人のデーモンから手に入れたそれを猫は「よかったにゃね。これは貴重なものにゃよ」と示す。

 貴重と言われ首を傾げた。猫が貴重と断ずるものは少ない。

「『荷を引く馬車の紋章』にゃね。キースに貸してる『強欲の大袋』の容量を拡張する魔術具にゃ」

「ほう、便利だなそれは」

「便利にゃ。袋にぶら下げておけばいいにゃ」

 袋の口を縛っている紐に紋章を結える。この袋も結構頑丈で、多くの戦いにおいて壊れる様子を見せていない。素材が特殊なのだろうか? なんの皮でできているんだ?

「あとは消耗品にゃね。この2つの蝋材は同じ聖人から作られたものにゃ。たぶんにゃけど聖ウィルネスかにゃ? おそらくこれで武具を強化すれば病に関する力を得ることができる筈にゃよ」

「たぶん? おそらく? 筈?」

「蝋材に関しては武具との相性もあるから、ドワーフに聞いた方がいいにゃ。降霊して直接交渉するのが良いと思うけどにゃ」

 聖ウィルネス。聞いたことのない人物だ。しかし入手した場所が場所だし、かなり古い人だから降霊できるかわからんだろ、と思いつつ聖なる蝋材を袋に入れておく。

「聖言を刻む道具は『流水』。水の聖言の強いものにゃね。こっちの油は『魔法の修理油』にゃ。神秘によって道具の消耗を回復させる油にゃね。貴重品にゃ。この真っ赤な瓶の中身は、にゃん。竜の血液にゃ。結構なところに行ってきたみたいにゃね。キースは」

「竜……? 竜の血液!?」

「珍しいものにゃけど珍しくもないことにゃ。高位の武具を作るには竜の素材は不可欠にゃからね。効果は、武具に混ぜ込めば強い武具を作れて。防具に振りかけることで竜の炎に対する耐性を一時的に得ることができるにゃ。あと、注意としてこれは飲むと死ぬにゃ。武具用に煮詰めてある竜の血は辺境人でも軽くお陀仏する強い毒にゃ」

 おおう、と呻く。適当に水薬と断定して飲まなくて正解だった。流石に煮詰めた竜の血など飲めば俺とて死ぬ。しかしいにしえの竜狩り人曰く、適切に毒抜きすれば竜の肉は美味いらしいが……。血もそうなのだろうか?

「薬に関しては『筋力上昇』が2つ。『皮膚硬化』が1つ。『俊敏強化』が1つ。『肉体強化』が1つ。『魔術耐性』が1つにゃね。どれも使えば言葉の通りに肉体を短い時間にゃけど強くするにゃ」

「なるほどな。これで全部か。ありがとう」

「どういたしましてにゃ。それでにゃにか買っていくにゃか?」

 少し考えて俺は音響手榴弾と聖印と聖域のスクロールを補充し、猫にあとでもう一度来ると言った。

「先に武具の修理をせにゃならん」

 折れた炎剣。壊れた騎士盾。全壊した全身鎧。

 直せるかはわからないが、掛け合ってみるだけでも無駄ではないだろう。

 絶対怒鳴られるだろうなと思いながら、俺はドワーフ鍛冶の元に向かうのだった。


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