第107話
※作者暴走回。語り部がウザイという方は奈倉に文句を言ってください。
※短くてすいません。これの文句は作者にどうぞ。
≡≡≡≡≡≡
◆???
「……………」
「……………」
さて、
「……………なぁ」
「……………なんだい叶恵?」
これは、
「…………俺らは一体何を見せられてる?」
「………さぁね。ま、叶恵の仕事はまた無くなったってことじゃない?」
どう説明したものか……
「マジで? 俺最近仕事しなさすぎて死にそうなんだけど」
「ワーカホリックかい? 世の中怖いね」
「お前は仕事持ってきた側だろうがよ」
「というか高校入ってからまともな仕事僕しか持ってきてないよね?」
「さっきは大量消化してきたけどな」
「
「「おいやめろ」」
「お、ようやく口を開いたな」
「遅かったね。五分位黙りだったよ」
……くっ
「よし、身のない会話は終わりだ。和之」
「はいはい」
?なんだ………え
「おい、貴様……それは」
「さーて、お前に対する特効薬だ。一体どこまで耐えられるかな?見ものだなぁ!」
「叶恵、叶恵!悪役だよそれ!」
「はっはっはー!ネタはいじりまくるのが礼儀だろぉ!?」
「…………えーっと、スタンガンどこだっけな……」
…………ふと思ったことがある。
「まって!物騒なのやめよう!謝るから!」
「……後に回すか」
「ぼそっと言うのやめてもらっていい?」
こいつら実は馬鹿だろ。
*
さて、何時までやるのかよく分からないグダグダな星華祭。
現在は十月十七日午後二時。
昼食風景?一、二章の方々がひたすらイチャつくのを目が血走った奈倉が覗いてる光景見たいですか?もちろん奈倉はクラス全女子+唐草にボッコボコにされました。ついでにやつはシフトが増えました。もちろん裏方です。こっそり覗けば「どぉしてだよぉぉぉぉ!!」と叫ぶバカが見れた事でしょう。
そんなことはどうでもいい。
「誰がどうでもいいだ!」
黙ろうか奈倉くん。というか相変わらずみんな勘鋭いよね。一応これ天の声なんだけど。
「類友だよばーか」
あからさまな悪口じゃん!ひでぇ!覗き魔のくせに!
「間違いなく一番の覗き魔お前だろ!」
卵を覗き魔扱いするな。
というか本当は気づいてないな。ただの独り言だあれ。
「ばーかばーか。三歩歩いて忘れる鶏の子供よりは頭良いわボケ!」
世にも珍しい、生卵に向かって暴言を吐くバカです。珍しいですねー(大事なので二回言いました)。
そんな奈倉に文句を言う方が二人。
「おい奈倉、さっきからうるさい」
「奈倉氏仕事サボりは良くないかと」
平花と真金である。絶賛売り上げ計算中。なお、両者ともに理系志望の様子。
「お前らはなんで残業紛いのことしてんの!?」
対する奈倉。自分の仕事を手伝って貰ってるくせして残業扱いする輩である。
「なんか今日俺めちゃくちゃディスられてない!?」
安心しなさい。その通りだ。
「ほんっとにクソだな!」
「さっきからどうした?卵相手に叫んで」
「奈倉氏ー、うるさいから仕事を渡すでおk?」
「要らねぇ」
「はいどうぞ」
積み上がる紙切れ。奈倉の目から光が消えた。
「つーかさぁ、もっかい聞くけどさぁ、なんで二人はここにおるん?星華祭やで?楽しまなそんとちゃうの?」
思考停止したか、謎の関西弁である。
それに対する答えは以下の通り。
「戦場先輩から逃げている」
「回る相手いねぇんです」
「……唐草ぁ。なんでお前居ねぇんだよぉ……真金がすげぇ可哀想じゃねぇかぁ」
「俺は?」
「モテ厨二少年は黙っちょれ!」
「奈倉、酒でも飲んだのか?」
真金と平花の目が本気でやばいやつを見る目になっている。ちなみに奈倉はシラフである。狂気に染っているが、シラフである。
「平花氏、産廃ですぞこれは」
「廊下に捨てるか。いや、いる可能性がある」
「ありそうなのが怖いですなぁ」
なんということでしょう。大当たり。
「ん?大当たり?なに?宝くじ?年末〇ャンボまだじゃね?」
「奈倉氏もう手遅れ……」
「……やむをえないか。廊下に放り投げるぞ」
「りょーかい」
そう言うやいなや、がっしりと奈倉の両腕を掴む二人。奈倉はキョトンとしている。
「いいか?開けた瞬間が勝負だ。いくぞ」
そういった平花が扉を開いた……瞬間、少し甘めの香りが漂い、
「やぁ平花、さっきぶり」
「…………ぶくぶく」
「「「!?」」」
目の前にいた戦場を見た瞬間に気を失ったのだとさ。
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