なぜか解散であった

そこにはかつてあるいた道があって

見違えたように輝いていた

そう思ったのは束の間

人違い、見間違いだと気づいた


小さな駅で人と出会い

騒々しく歩く姿を想像し

訳が分からなくなったんだ


飛び散ったガラスと

宙に浮いた鍵盤が

今でも私の憧れで

せねばならぬと決めたこと


どうして、あんたらは

そんなに好い人なんだ

俺は頑張ってこうなんだ

なんでそんなに自分の心を

振り向かず歩けるんだ


ふざけるなだと、確かにそうだ

ふざけたみたいに輝いて

夜だって遊んで見せる

あなたはすごいのだ


大きな川の流れた町へ

引っ越して、良いことしてんだ

みとめてくれ


壊れた机、倒れた花瓶

かわいそうな人の心から

針が抜けるなら

俺はそれをすると壁にかいたはず


どうして、あんたらは

そんなに好い人なんだ

なんだその瞳

誰も傷つけたことない

そんな聖人みたいな


どうして、あんたらは

そんなに自分の心を

愛せるのだろう

とことん嫌って引きちぎりたい

衝動に駈られないのか


どこまでも不安は募り

何もできないまま

私はすべてを

終えてしまう


ただ言えるのは

私は本当にあなたを守りたい

と思って頑張ったのだ

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