11月19日火曜日
・曇り。結構冷え込んできた。
・仕事帰りに図書館に寄る。
・谷川俊太郎さん、死去のニュースを聞く。私が本を好きになったきっかけが、谷川さんの翻訳した『スイミー』だったので、とてもショック。まあ、ご高齢なので、覚悟していた部分もあったのだが、でも、一度お会いしてみたかった、せめて、ファンレターとか出してみたかったとか、考えてしまう。ご冥福をお祈りいたします。
・朝は、キャベツ炒め、唐揚げ。昼は、朝と同じもの、ミニコロッケ。夜は、麻婆豆腐、冬瓜の味噌汁。朝活と読書のお供に、ハイビスカスティーを飲む。
・『LOST CORNER』を聴く。
・『金属バットの声流電刹』を聴く。小林さんによる、博多の劇場で貸し出している自転車のカギを、なくしてしまったというお詫びから。その経緯とスペアのカギもない理由も話してくれたのだが、「オチのない話をだらだらするな!」という友保さんの一括で流される。今回お二人は、博多に行ったようだが、その道中の新完成でタバコが吸えないことに友保さんはお怒り。喫煙ルームだった場所には、災害用の備蓄品を入れる予定らしいが、友保さんが何度も確認しても、その様子がないという。執念がすごい。他、リスナーメールから、長い映画などを見るときに集中力が続くかどうかの話題。小林さんは、「寝てしまうこともあるけれど、それは映画が面白くないというわけではない」という話をしていて、その気持ちは分かる。一瞬寝ちゃったけれど、ラストシーンで泣いちゃった映画を思い出した。
・『父と私の桜尾通り商店街』を読む。表題作。桜尾商店街の端っこで、二人きりでパン屋を営んでいる父と「私」。母のスキャンダルが原因で、商店街中から嫌われているこのパン屋をたたんで、父の実家に帰る算段を立てていたのだが、「私」が思いつきで作ったコッペパンサンドがこれまでにないほどの売れ行きを見せる。細々と続きそうな日常の歯車が、少しずつ狂っていく様子を丁寧に描いている。いや、そこに至るまでの「私」と父の生活も、あまり幸せ層とは思えないけれど、本当にこれでいいのか? と心がざわめく。長年育んできたはずの、大切なものがいともたやすくすり替わってしまう瞬間に「おおう……」となってしまった。すごく優しい言葉で描かれてしまうからこそ、「え? どこで可笑しくなったの?」と思ってしまうほどなだらか。だからこその、ラストが恐ろしかった。
・秋色「人魚と内緒話」
→https://kakuyomu.jp/works/16818093081682314960
・夏の混雑したビル街で、水着のディスプレイを眺めている「私」。ふいに思い出したのは、一年前に同級生だった南野君に再会した時の会話だった。回想と会話を中心に、「私」の半生と南野君の関係性を描いた現代ドラマ短編。偶然の再会の喜びと切なさに溢れた一作だった。
・カクヨムコンの短編部門に応募する用の作品を編集する。急いで書いたものだったので、色々文章のおかしなところが見つかってお恥ずかしい。
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