第9話



 妖精さんをたすけないと!


「ティンクルスター!!」


 大きなお星さまが降ってきて、いじわるモンスターをぺしゃんこにした。

 妖精さんも一緒にいたの忘れてた。


「妖精さんっしっかりして!」


 ぐったりしてる。


「そんな……よ、ようしぇいさん……」



「うっ……ゆ、うしゃ、ユメ、ミ?」


「はっ! 妖精さん!? 良かった!」


「さすが、勇者ユメミ……でも、少し疲れちゃいましたね。どこかで、休憩を……」


「わかった! 夢見が持っていってあげる。休憩出来そうな場所に行こう?」


 夢見は妖精さんを握って、大きな木のある場所まで移動した。

 妖精さんは、眠っちゃった。


 疲れちゃった。


 夢見は目を閉じた。



 ————



 目が覚めた。そうだ、今日はお休みだからパパに公園連れてってもらうんだった。


「パパーー、公園行こう!」


 夢見はパパの布団に潜り込んでコショコショってした。すると、パパが夢見を抱きしめてきた。


 ちょっと~、動けないよぉ~!


 パパったら。もう少しだけだよ?



 ————



 目が覚めたら、

 目の前にゴリラがいた。

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