第4話
——
「はっ! 目を覚ましましたね、勇者ユメミ!」
「あ、妖精さん」
「さぁ、すぐに次の冒険をはじめましょう!」
妖精さんについていくと、海についた。
「勇者ユメミ、海の中に入りましょう! 着替えてください!」
妖精さんが水着を出した。
何処から出したんだろう?
「スクール水着……」
どうせなら可愛い水着が良かった。
誰もいないしその場で着替えた。
「行きますよ、勇者ユメミ!」
「え、行くって?」
「海の中です!」
「息、出来ないよ」
「大丈夫、ここは夢の中だから!」
人の話、全然聞いてくれないんだから。
夢見は海の中に。
不思議、苦しくない。海の中、綺麗。
お魚さんも可愛いな。
「とても美味しそうな魚ですね! あの魚も焼いて食べると脂が濃厚で美味しいんですよ!」
もう色々と台無しだよ。
あ、あそこに洞窟が。
「勇者ユメミ! あの洞窟の中のアイテムを回収しましょう! 伝説の武器かも!」
「え~またモンスターが出てくるんじゃないの? 妖精さんが一人で行ってよ」
「さ、レッツゴーです!」
本当、マイペースなんだから。仕方なくついて行った。
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