第6話 クイーンの息子
大山かるた会の終わり帰り道、俺はみんなと別れある場所へと足を運んだ。
それは病院。
病院に入り要件を伝え病室に入る。
俺が会いに来た人 それは世界でたった1人の母親だ。
何年か前ある病気が発覚し今も入院している。
母は、病気が発覚する前はかるたのクイーンだった。
クイーンとはかるたが日本一強い人に与えられる称号で毎年1月にクイーン戦が行われる。つまりかるたが1番強い女選手だった。
母は攻めがるたではなく守りがるたというスタイルでした幾度となくクイーンの座を防衛した。
しかし病気が発覚しクイーンを返上した。
俺は、もう一度母が戦う姿を見たいと思った。
病室に入るとそこには母がいた。
「あら蒼じゃない。元気にしてた?」
「元気だよ。今日入学式だった。」
「そうだったね。行けなくてゴメン外出許可降りなく…」
「いいよ!仕方ない、俺部活入ろうと思うんだよ!何の部活だと思う?」
「え、背が高いからバスケ部とか?」
「違うよ、俺またかるたやろうと思うんだ、幼なじみの秋山さんと一緒に」
「でも、1度やめたのにどうしてまたやろうと思ったの?」
当然そう聞かれると思った。
「理由は分からないけど、このままじゃ悔いが残って後悔することになるから…」
「そうね、蒼がまたかるたを始めてくれて嬉しいわ 私も早く治してかるたしたいし!」
そう言って母は笑顔で笑った。
悔いが残らないように最後まで抗う
そう決めたんだ!
蒼の青春 水月 アオ @Mizuki_Ao
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。蒼の青春の最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます