第33話〜ユキちゃん、はじめてのおつかい
『ひとりでおかいものできるもん』
さ〜て、今日の舞台はトモさんのお宅です。
今回のはじめてのおつかいは、なんと番組最年少、生後まだ半年くらいの女の子です。
名前はユキちゃん、て言うんだって。
可愛い名前だね〜。
ぱっちりしたおめめ、ふわっふわで雪みたいな髪の毛、お気に入りのタオルケットにくるまって遊んでますよ〜。
ユキちゃんは人見知りで、あんまり近くに人がいると緊張しちゃうみたいなので、部屋にカメラを隠してお送りしています。
ちなみにこの家のご主人、トモさんは台所ですね。
リンガを使ったおやつをユキちゃんのために作ってるみたいです。
優しいお父さんですね〜。
あ、ユキちゃんが台所まで来ましたね。
どうやら大好きなリンガに気付いたみたい。
小さな身体でも大好きなリンガはまるまる一つ食べちゃうくらい好きなんだって。
嬉しそうにキュートなしっぽを振ってます。
あ、お父さん、ユキちゃんに切ったばかりのリンガをひとかけら食べさせてあげましたね。
ユキちゃん嬉しそう!
お父さんの足の間をくぐり抜けたり頭をこすりつけたり、じゃれつき始めましたね。
見てるこっちもほのぼのします。
あ、でもすぐお父さんに止められてしまいましたね。
やっぱり刃物を使っているときは危ないもんね。
ユキちゃん、しょんぼりしちゃってます。
しっぽもくるんとして、耳もぺたんとしてます。
しょげてる姿もラプリー♡
でもユキちゃん、落ち込んじゃったみたいです。
あ、でもすぐに顔を上げて棚の方を見ました。
そこには空のお皿があります。
ユキちゃんは次に椅子の方に行きましたね。
そして……あ、棚の方に椅子を押してるみたいです。
ユキちゃんは棚の近くに椅子を置いて、その上に飛び乗ります。
どうやらお手伝いにお皿を運ぼうとしてるみたいですね。
ユキちゃんは働き者なんだね。
でも椅子に乗ってもお皿のある高さにはギリギリ届かないみたい。
ユキちゃん、一生懸命背伸びしてるけど、もうちょっとで届かない。
あっ危ない!
ユキちゃんの前足がお皿の下に敷かれていた布に引っかかって、お皿が前の方に引き出されてきました!
このままじゃ重なったお皿がユキちゃんの上に落っこちちゃう!
ユキちゃんはまだ気付いてないみたい。
上だよ、気付いてユキちゃん!
お皿が傾いてユキちゃんの方に倒れて行きます。
ユキちゃん、危ない!
ガシャん!
お皿の割れる音が部屋に響きます。
ユキちゃんは目を固くつぶっています。
でも大丈夫。
直前でお父さんが気付いてユキちゃんを抱き寄せて、お皿も手で抑えたから倒れなかったよ。
一枚だけ、上のお皿が落ちて割れちゃったけど二人に怪我はないみたい。
よかったね、ユキちゃん。
でもお手伝いするときはお皿とかには気をつけるんだよ?
ユキちゃんは割れたお皿を悲しそうに見ています。
お父さんは物を大事にする人なので、不注意で割っちゃったからさっきより落ち込んじゃった。
それをお父さんは優しく抱きしめて頭を撫ででくれます。
そして怪我はなかったかと心配してくれています。
その後は無事何事もなくおやつを食べれました。
でもユキちゃん、割っちゃったお皿のことがまだ気になってるみたい。
あ、ユキちゃん、家の外に出る扉に向かって行きます。
もしかして、新しいお皿を買いに行こうとしてるのかな?
いつもお父さんがいないとお外に出られないユキちゃんだけど、勇気を出して頑張ろうとしてます!
ちっちゃな背中と足は震えてるけど、一歩ずつ扉に向かって歩いて行きます。
ついにユキちゃんのはじめてのおつかいが始まります!
さぁみんなでユキちゃんを応援して上げましょう!
ユキちゃん、がんばれ〜!
ユキちゃんが扉に前足をかけ…
ってお父さん!
カメラを動かさないで!
振ったりボタンを適当に押したりしないで!
せっかくのユキちゃんのはじめてのおつかいが!
ちょ、ま
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