異世界へ4 (第5話)
『おそらく異世界転生みたいなことが、この地域全体で起きたんだよ。
当然その生き物の中には、人間も含まれる。しかも、転生した人達は魔力も軍隊 もない。当然異世界の生き物には勝てず、食物連鎖の底辺になった。そんな時に 現れたのが異世界の力を持った4種の人間。魔王の赤い目と、高威力の魔法にた けている魔力を持った光魔族。魔王の黒い目と高い頭脳、応用の利く特殊な魔法 にたけた魔力を持った闇魔族。高い身体能力と、物理的な魔力の使い方ができ
る狼族。謎が多く、あまりよくわかっていない狐族。その4種は普通の人間から 突然なったらしいよ。そしてその4種のおかげで異世界でも生態系のトップに なった。これで平和になる、はずだった。にんげんは争いを生む生き物。ちょっ とした考えの違いで、光魔族と闇魔族が争いを始めた。狼族は光、狐族は闇につ いた。結果は引き分け。一応和解した。やっと戦いが終わると思ったら、魔王が
魔物を使って攻めてきて、現在に至る。』
「ひかりさん。」
「何?」
「 今 回 は な し 重 く な い で す か!!」
「今の言動でたぶん重い空気なくなっちゃったよ。」
「でもそっちの方が沙苗ちゃんらしいね。」
「今日会ったばかりじゃないですか。」
「何か会ったばかりでもわかるんだ。ばかだって。」
「バカって何ですか。バカって。」
「それで、何か思ったことある。この世界について話したけど。」
「はい、話を聞いてひかりさんに頼みたいことができました。
私 を 弟 子 に し て く だ さ い 。」
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