異世界へ2 (3話)
私は「異世界の入り口?」らしきものを通りました。すると、一瞬目の前が光ってなにも見えなくなりました。そして、とある町らしきところに立っていました。後ろを振り返ると、駅の改札口のようなところに「元の世界入り口」と書かれていたので、おそらく本当に異世界に来ちゃったのでしょう。どうやら異世界は、私の思っているゲームみたいな場所じゃなく、見た感じは普通の町のようです。ん?何かおかしい気がします。異世界の人から見れば、私たちのせかいは「異世界」のはず。なのに何故「元の世界の入り口」と書かれているんでしょう。そういえば戻れるんでしょうか?一応試しましたが、何故か戻ろうとすると不思議な力がはたらいてうごけなくなっちゃいます。まあいろいろきになることがありますけど、とりあえずお母さんの用意してくれた家に向かいましょう。そしてわたしは、もたされていた地図を開いて、地図通りにすすみました。そう、地図通りに進んだはずだったんです。ちずどおりのはずなんです。しかし、60分たっても全くつく気配がありません。迷子になってしまいました。しかも人通りの少ないところで。
異世界で迷子ってかなりやばいじゃないですか!!
しかもこんなひとどおりのすくないところで…。もう涙が出てきちゃいました。半泣き状態です。すると、後ろのほうから音が聞こえてきました。もしかしたら人かもしれない。(よかったぁ)と、思いながら後ろを振り返りました。しかし、その希望は、絶望として帰ってきました。なんと、私が人と思っていたものは人ではなく、赤くて大きい、火をふく怪物でした。
ま ず い で す ! ! !
これは確実に襲ってくる系です。しかもこっちきてます。慌てて逃げようとしますが、逃げれません。足が震えてしまっています。動きません!私の人生はここで終わりっとおもうと、走馬灯のようなものが見えてきました。しかし、思い出すのはお母さんにいじられていることばかりです。しかも、そのお母さんに無理矢理異世界に連れていかれて今にいたるって、
(私の人生お母さんに振り回されすぎです!)
心の中で、ついさけんでしまった。とうとう怪物が、目の前まで迫ってきました。
(でもこんな人生も楽しかったな)って思うと涙が止まらなくなってきました。
「まだ死にたくないですっ!!!」
そう叫んだ瞬間、私と同じくらいの歳と思われる少女が、私の目の前にいる化け物の前に立ちふさがった。そして
『 火 属 性 中 級 魔 法 獄 炎 』
そう叫び大量の炎を化け物に投げつけ燃やし尽くしてしまった。彼女は振り返り、私を赤い目で見ながら手を差し出して、
『大丈夫だった?けがはない?』
そんな彼女を見てついかっこいいと、おもってしまった。そして泣きながら彼女にだきついてしまった。
わたしは魔光ひかり15歳。人通りの少ないところでたまたま散歩していたけど、何やら大きい音がしています。もしかしたら「魔物」かもしれないと思い、急いで「能力」を発動して、音のする場所に行った。するとそこでは、私と同じ歳くらいの子が襲われていた。わたしはすぐさま彼女の前に立ち、「獄炎」で魔物を倒した。そして、彼女に手をさしだすと、「泣き目上目づかい」でだきついてきたのだった。そんな彼女をみてつい可愛いと、おもってしまった。
「これがひかりとの」
『沙苗との』
『「運命的な初めての出会いだったのです」』
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