それを距離と呼ばなくてもいい
かしいでいる
港が風に揺れている
さびしいですか
汚れを落とす
触れることのない ディスタンス
山肌には白い
雲が寄り添っています
雨樋に目眩を流す
はじまりを数えないなら
終わりはこない
手を差し出したなら
繋がるわけでもない
僕らの血液に怖がらないでいい
なまぬるいミルクティーを
飲み干さないようにしてる
幼いころの夢が薄い膜のうえに映っている
さびしいですか
すり減らした嘘と
待ち望んだはずの ディスタンス
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