無双物やら俺ツエーとかに飽きた方へオススメです。異世界転生物ではありますが、チート無双はありません、知識無双もありません。帰ることを諦めた主人公と賢く可愛い双子の掛け合いが素晴らしい作品です。この先の物語がとっても楽しみな作品ですよ。
テンプレにありがちな設定をつらつら並べ立てる文章ではなく、世界観と登場人物の個性に沿って丁寧な描写をしていると思います。物語の導入部分も過不足なく、主人公と双子の出会いが主軸である第一章として綺麗にまとまってます。一番好きなシーンは双子の食事するシーンです。しかし、面白いのは大前提ですが、第一章が綺麗にまとまりすぎてひとつの物語として完結してしまったような、自分の熱が冷めた印象を受けました。何か読者の気を引くラストに持って行けたなら、第二章が待ち遠しくて仕方なかったんじゃないかと思います。
キャラの設定が作り込まれているからか、キャラ同士の会話で引き込まれる作品。
キャラクタの掘り下げ方がしっかりしてて、脇役のバーのマスターですら、登場が一回だけとはもったいないなって感じです。安っぽいテンプレにはまらずに、しっかりとしたストーリィ展開を期待しています。
なんだろうね。なんかやたらに最初からぐぐっとこの世界に引きずり込まれる。まだ始まったばかりだが、期待しています