第5話 出会い
■基本事項
・基本的にプログラミングスクールでは、この部屋を使用する。
・土日も利用可能である。
・部屋が空いてる時間は10-22時
■勉強
・学習用ポータルサイトで課題を進めていく
・わからないところは講師やメンターに聞く
・メインの講師は『
・メンターはチャットやオンライン通話で質問に答えてくれる
・就職支援の説明やオリエンテーションには必ず出ること
・定期的にキャリアカウンセラーと面談
1時間ほど橋が色々と説明した。
「これで第一回のオリエンテーションは終わりです。この場にはいませんが夜間のコースの人なども来たりします。基本の講師として僕が居るから何かあれば聞いてください。あ、昼の12時から1時までは僕は昼休みなので休憩スペースでご飯食べたりするので、講師はその間だけ居ません。」
そう言ってオリエンテーションは終了した。
時刻は昼の12時少し前になっていた。
「君、ご飯行く?」
横に居た男性から
「はい。ご飯食べてから戻ってきて勉強しようかと」
「あ、僕、
「僕は
「あの~、私も行っていいですか?」
そう言ったのは先程遅れて入ってきた女性だ。
「私は
「是非、行きましょう。」
そう言って3人は一緒に部屋を後にした。
3人はとりあえずスクール近くの定食屋に入って早々に注文を済まして3人は会話に入った。
「二人はどうして
「僕は高卒でずっと工場で働いてたのでスキルって呼べるものがなかったので身につけたくなったんです。」
「ん~、私はプログラミングスクールに通ってる間はニートで居る許可が降りたからですわ。」
「「えっ?」」
二人は元瀬の発言に衝撃を受けた。
「いやぁ~、私、大学卒業して3年間ニートしてたんですがね。親の圧が強くなってきたんで『プログラミングスクールに行って勉強してニート辞める』って言ったら、その間はニート出来るじゃないですか。」
黒澤は地方出身で大学を中退後に職を転々としたらしい。最後の職で都内に飛ばされてが会社が合わないと感じて辞めて、仕事で少し触って興味を持ったプログラミングを身に着ける為に
元瀬は大学を出たが就職先が決まらなかったためにニートになったとのこと。
パチスロで稼ぐ所謂パチスロニートで3年も停職にも着かずに居たため、親からの圧が凄く、追い出されると感じたため今回『とりあえず』通うことにしたようだ。
翔太郎くんは人の人生って色々だなと感じた。そんな話をしながら昼食も終わった。
「僕、戻って勉強を進めます」
翔太郎くんから切り出した。
「僕も折角来たからスクールに戻るよ」
黒澤も続く。
「そうですね。私も折角来たので久しぶりに渋谷でパチンコ屋でも行きます。」
元瀬は物凄くマイペースであった。
「あ、そうだ。折角の同期なんで連絡先交換しましょう。」
女性の元瀬から切り出してくれてありがたいだろう。中々女性に連絡先を聞くというのは翔太郎くんには難しかった。
妹の瑛美以外の女性の連絡先を初めて手に入れた事に内心、心が踊っていた。
ついでに黒澤の連絡先も手に入れたのである。
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