第3話 冷えたビールと熱い…
「お疲れ様です。
仕事が終わった
「いいよ〜、まだ少し仕事残ってるから先にわかめに行ってビールとつまみの注文してて。」
冷えたビール、熱い焼き鳥が丁度、席に運ばれた時に頃合いを
「おつかれ〜」
そう言って、
二人は年の差や上司と部下という関係ではあるが、友人、いや親友と呼んでも差し支えない信頼がある。
「とりあえず乾杯しよ」
「ですね!」
「「カンパーイ」」
二人はお互いの鳴らし、ジョッキに喰らいついた。
「「ぶっはぁ〜」」
二人揃ってそろって息を吐く。仕事終わりで空腹の胃に冷たいアルコールが熱く流れる。
「
「出来たら、
「えー、酷いなぁ、俺に彼女を紹介してくれるのかと思ったよ」
そんな他愛ない話を
「で、
落ち着いた声で
「わかりますか…」
「普段は
「転職を考えてまして…」
「やっぱり転職か…」
「はい、それで僕、プログラマーになろうと思って、プログラミングスクールに入ろうと思っています…」
さっきまで楽しげに話してた雰囲気が重い空気に変わって行ったのがわかる。
「残念だよ…こうやって一緒に飲みに来にくくなるのかな。君の人生だから僕は何にも言えない。ただ、一つ言えるのは何かあったら頼ってくれよ。応援してるよ。」
そう言って、
服越しに伝わった
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