第2話 3ヶ月で一人前?
「お疲れさまです。」
彼は朝の喫煙室で
少し前はみんな学生で
だが、いざ友人達が社会人になって大学を卒業してる、してないだけで年収にそんな開きがあるとは思ってみなかった。
「お兄ちゃん、スマホ弄りつつご飯食べないでよ。行儀悪いし、早くご飯食べて。食器洗って勉強したいんだよ。」
「ごめん、ごめん。少し考え事してて…」
「
「お父さん、やめてよ。年頃の娘が居る場所で言うことじゃないよ。そのうち会社でセクハラで訴えられるよ。それにお兄ちゃんに彼女なんて出来るわけないでしょ。」
辛辣な言葉を
それから父の
父は男手一つで子供を育てていたので出世とは無縁だ。どんな仕事よりも
妹の
「ごちそうさま」
そう言って、
【高卒 年収🔍】
【高卒 転職🔍】
………
……
…
ベッドの上でスマホ片手に
「高卒、大卒の生涯年収の違い」「高卒は出世出来ない」…
「はぁ…高卒で良いことはないのかな…」
【3ヶ月でエンジニアになれる!】
そんな広告が彼の目に止まった。
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