音楽SS life logistics ─岸田教団&The明星ロケッツ─

魎鬼りょうき、親父さんが……、」


魎鬼:ある日、俺の父は死んだ。

小さい頃から俺や母によく""いた父が……。

俺は兄弟や親しいヤツは居ない……。

けど、俺はモノの声や意志と言うのがよく聞こえた。

あるモノの声が言うには


"お前さん、名前はなんて言うんだい?

ほう、「リョウキ」と言うのか……。

どうした、そんな顔をして?

「親父によくあてられる?」

……、リョウキよ。

道具達わっしらの声が他にヤツに聞けるなら、声を大にして言いたい、

「大切に扱え!」とな。

わっしらは……"


ここで母に連れられた。


父があてられ、出ていく後はいつもこう考える。

─繰り返されるのは、いつもいつも同じこと。

大半は幸せな終わりがあるが一部は違う。

"虚構の様な朝"と"嵐の様に荒らされた昨日"、それは悲しいモノだ。

だが、いつかは消えて明るいモノとなる……。─

空を見上げそう思う。

自信はない、だけど俺はいつか見上げた綺麗な空を見つめて……。


そして、中学に入りたての時に"冒頭のこと"が起きた……。


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