12.コミュニケーションの苦手さについて

 私のコミュニケーションの苦手さは、相手に伝えることへの苦手さをよく自分で感じています。

 相手に伝えることの苦手さとは、私が感じている部分では相手に聞き出したいことに対して適切な質問をすることや自分の言いたいことを相手に伝わりやすいように伝えることへの苦手さです。

 例えば「〇〇を使っていいか」ということを聞きたいとしましょう。この場合は「〇〇使っていいですか」と聞くのが比較的すぐに聞き出せる聞き方だと思います。相手のことを考えられる余裕がある時は立ち止まって考えてこのようにストレートに聞けられることもあります。しかし、何も考えずに思ったまま言うとこうなります。

「今〇〇を使っていますか」

 このように、私は〇〇を使うことへの許可だけを知りたいはずなのに〇〇の使用状況を聞いてしまいました。この場合、相手の反応を聞いてからさらに使用許可を求めるということになってしまい、わずかですが遠回りになってしまいます。注目すべき点は、故意ではないことと遠回りしていることに気付いていないことです。

 他にも、主語と述語や5W1Hといった構成を忘れたりもします。その結果として、「何が言いたいの?」と逆に聞かれることもしばしばです。

 許可や肯定・否定のような比較的単純なものだとまだ救いがあります。(負担になったり時間がかかったりしているかもしれませんが)気を付けたり、多少遠回りになったりする程度で済むからです。

 しかし複雑なことを伝える時は、そういった障害がさらに足を引っ張ります。また、対人関係の苦手さからか他のことを考えられる余裕が(マルチタスクが苦手ということもありますが)なく、相手に伝わりやすいかなんて考えていません(改善した方がいいので試行錯誤しようと思っています)。私の場合は視野が狭いことや常に自分視点、悪く言えば自分中心なところも特性として指摘されているので、気を付けない限り相手に伝わりにくい表現や自分しか分からない言葉を使ってしまいます。結果として、上手く説明しようとして時間かかり自分や周りに負担をかけたり、上手く説明できずもどかしくなりそれをきっかけにイライラしたり口論に近いことが起こったこともありました。(今のところ特に会話の相性が悪い人が相手の時のみですが)

 あまりにも会話が思い通りにいかないので、話さない方が楽なのではと少し思ったこともありました。まあそれは実行できないし何だかしゃくだと思っていますけど。

 言いたいことを事前にまとめておく・ものがある場合は「百聞は一見にしかず」に倣って見せる・図など書き出して説明するといったことが私のやっている主な対策です。5W1Hや主語を意識することも大事だと思います。他にも、会話が思うようにいかなかった時で聞けるような相手だと、どこが悪かったかどう話せばスムーズか聞いたり確認したりするようにしています。相手は限られてしまいますが。それと、会話の相性が悪い相手は必要以上に話さないとういことも学びました。その中の1人が同居中の家族なのでどうするか絶賛試行錯誤中です。

 コミュニケーションの問題には、マルチタスクが苦手・視野が狭いことが関係していると話しました。1つずつ説明しようと思います。

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