9.見通しを立てることが苦手という特性について
私が持っている見通しを立てることが苦手という特性について、まずは少し説明します。見通しを立てることが苦手と言っていますが、見通しを立てることへの特性を一括りにこう言っていました。分けると4つあります。
まず、見通しを立てることが苦手です。なんとなくで軽く計画した程度では大体上手くいきません。1ヶ月間の課題くらいの期間なら、一週間でやることとさらに細かい1日単位でやることを予備日付で計算しきっちり計画する必要があります。それでも予想外の個人的には大きいと感じる予定が急に入ったら、少し崩れます。
次に、計画を立てることが苦手です。先程の1ヶ月間の課題は実際にあったものなのですが、計算し計画する時は嫌々ながら気合いを入れて取り組みました。何とか計画し終わると疲れます。他人から見れば簡単なことかもしれませんが、とても疲れます。
そして、先行きが見えていると落ち着きやすいです。私は数分先や今日の詳細な予定でも十分です。逆に先行き(=見通し)が分かっていないと不安になりやすかったり負担がかかりやすい状態になることがあります。緊張を伴う行事の途中でその行事の見通しが分かっていない時がこれに当たると思います。
最後に、何回かやり慣れていることやルーティンのように決まっていることは楽だったり負担が減ったりします。同じ曜日に同じ予定順序、とかやっぱり楽なことが多いです。何分に何をするといいか分かりやすいからだったり一度やり慣れたものはどうやるか先が見えていたりするからだと思います。
この特性は、自分で自覚する前から母親に指摘やそれがあることを分かった上での生活指導をされていました。しかし、自覚するには時間が必要だったようで、そう聞いて理解はしても完全に納得していない時もありました。今考えると、見通しを立てると楽ではあるもののその見通しを立てるための計画が苦手だからということがあるためなのかもしれません。
高校生になり障害と向き合い始めてからも、この特性を認め本格的に対策を立てたりその前提で動くけるようになるまでに時間がかかりました。いまだにしっかり対応しているか怪しいものですが、そう言ったら他の特性も同じだったりします。
この特性が強い場合、急な予定の変更でパニックを起こす場合もあります。本人の申告次第だとは思いますが、個々人にあったやり方を見つけることがベストだと思います。
この特性への対策としては、私は計画を立てること、それを視覚化など見やすい形にすることをしています。計画を立てることは苦手ですが、できなくはないので何とかやるようになりました。それでも、秘書のような人を雇ったら(仕事をするようになってもそんな余裕はまず難しいと思いますが)まず頼むのはスケジュールの把握だと思います。ちょっとした願望だったりします。私は視覚優位といわれて言われており実際そう感じているので、視覚化することによってより理解しやすくなります。
視覚優位や障害受容について、次で説明しようと思います。
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