第11話 エストファの壺
———暗く、ジメジメとした洞窟。ムカデや得体の知れない虫が這いずり回り、常人ではそこにいるだけで、気が狂いそうな場所。その奥に、幾つもの杭が刺さった女の遺体がくくりつけられている。それは半分腐り、しかし、半分は生者の様に色艶ややかだった———
「キー、ウー、ハハハハ。これが、これが、死体、死体、死体 ……」
もはや、自分の魂の半分を使い果たし、残った魂も傷つき、正気を保てなくなったロージ。そんなロージが杭の刺さった女の遺体の前で、喜々として飛び跳ね、走り回っている。時には頭を掻きむしり、自分の身体をひっかき、そして、走り回る。
「ロージ、転魂の祈祷は会得したか? 」
と洞窟の入り口の方から声がした。
「私は、私は、私は、天才よ。そんな物、もう知っているわ」
とロージは返した。
「良いか、その女の黒い方の魂をお前の空いた場所に転魂するのだ。そうすれば、お前はサスリナより強くなれる」
と声は語った。
「分かった。そうすれば、あの女を殺すことが出来るのね、出来るのね。キー、ハハハハ、ウー」
と言いながら、土の上に魔方陣を書き始めた。
六芒星を描き、その頂点を結んで正確に円を描いた。その外側に二重の円を描き、円と円の間に歪な文字と記号を描きだした。その間もブツブツと呪文を口にして、ただひたすら描いた。
すると、杭の刺さった死体が、
”止めるのよ。ロージ。そんな事をしてはいけないわ。貴方も大変な苦しみを背負う事になるわ。だから、駄目よ”
とロージの頭の中で声が響いた。
「キー、また、また、また、邪魔をする。邪魔をするな。するな」
と頭を掻きむしり、杖を投げつけた。
”ロージ。止めよ。私は其方にはこの悪しき魂を渡さない。止めるのだ”
と今度は男の声が頭に響いた。
「キー、五月蠅い、五月蠅い、五月蠅い、五月蠅い、キー」
と言いながら、また、走り始めた。
すると、洞窟の外から、杭が飛んできて、その死体に突き刺さった。
「これだけの封霊杭が刺さって、まだ、魂を渡さぬのか」
と洞窟の外から声がし、さらに
「ロージ、まだだ。もう、しばらく、待て」
とその声は、ロージを止めた。
「キー、ちくしょー …………」
ロージは怒りながら、人語ではない言葉を喋りつつけ、走り回った。
◇ ◇ ◇
「エレサ、ほれ、これはどうじゃ? 」
とオクタエダル先生は、エレサを膝に乗せて、ポンとウサギのような物を出して見せた。
「わー、素敵。如何やったの? ねえねえ、どうして、こんな物だ出せたの?」
と次々に質問が出てきた。
「それはな、 …………」
とオクタエダル先生は、嬉しそうな顔をして、鼻先に引っかけた丸眼鏡の上から見ながら、一つ一つ説明し始めた。
オクタエダル先生が、エレサの爆発した質問に一つ一つ答えているとき、最高司祭様がお見えになった。
「ニコラス、久しぶりじゃな」「じゃな」
と双子の聖霊師である最高司祭様が始めに声を掛けた。
オクタエダル先生は、最高司祭様に目を向けて手を少し上げて笑った後、エレサに何かの呪文を教えた。
エレサは指先から光の粒をだす呪文を教えられて、得意げに
「司祭様、ほら見て素敵でしょう。お母様とナントに、見せに行くわ」
と嬉しそうに、他の部屋に行った。
「賢い子じゃ。じゃが、左目は不憫じゃ。早く直してやりたいのぉ」
と最高司祭様に向かって語った。
私は王として軽く頭を下げたあと、
「先生、わざわざお越し頂き有り難うございます。何か、エルメルシアで問題でも起きたのですか?」
と私はオクタエダル先生に礼を述べ、エルメルシアの事について伺った。
「ふむ。その話は、シン王国にも関係することじゃが、またの機会にしようかの。先ずは、未だ燻っておるガル湖の悲劇を何とかせぬばならんじゃろうな」
と顎髭を扱きながら答えた。
「それから、このシン王国にアルカディアの幼稚部を置くことのお話は如何でしょうか? 」
とエレサを守るためにひねり出した策を打診していた結果を聞いた。
するとオクタエダル先生は、にっこりと笑い、
「理事会では問題ないとなった。ここにもアルカディア分室があるので、子女の教育にも携わろうぞ。特に真名を覚えている魔法使いの子らは、早くから導くのが良かろう。もうロージの様な者は出しとうないでな」
と答えてくれた。おそらく笑いの中には、エレサのためと知ってのことと、私は思った。
そして、
「それから、シルヴィのことは、最高司祭殿のから聞いたじゃろ。それで、儂はここに来る前にガル湖を調べた。確かに、儂の掛けた錬金陣を破り、何処かへ運び出されておった」
と少し虚空を見上げながら語った。
「先生、今回の一連の事件には、死霊魔法が絡んでおります。シン王国内の死霊魔法はすべて、ガル湖の一件で焼却したはずです。なのに、誰がロージに教えたのでしょうか」
と学生の頃に戻ったように、疑問を打つけてみた。
「そうじゃ。可能性を考えてみようかお。まず、アルカディアの大図書館塔の禁書棚には残っておる。そして、ガル湖の一件の時、儂が見た。このとき、モルバート先生の立ち会いでじゃ。もっとも、モルバート先生は占星術が専門で死霊魔法など目もくれなんだが。それから、シーク先生が十二年前に閲覧した」
と何故か残念そうな声で語った。
やはりオクタエダル先生は、死霊魔法を知っていた。それよりもシーク先生も知っていたとは思わなかった。
「シーク先生とは、シルヴィの子供のクリルですね」
「そうじゃ。そこも、こちらの最高司祭殿から聞いての通りじゃ」
とソファーにちょんこんと座って、目を瞑っている最高司祭様を見た。
「では、その時の立会人は? 」
「儂じゃ」
「えっ、とすると、シーク先生がロージに死霊魔法を教えたのでしょうか? もし、前最高司祭のことで遺恨を持っていたとすれば ………… 」
「いや、儂はその様な事はないと思うぞ。シーク先生は、事件のトラウマで多少人見知りするがの。シーク先生が死霊魔法の禁書を閲覧したのは、父と母の魂を早く解放する方法を探すためじゃ」
とオクタエダル先生は、人差し指を少し上に上げながら答えた。
確かにエレサと伺った時は、悪い気はしなかったが。それに、この王宮に来るのを拒んだ理由も何となく分かる。
「では誰が? 」
「もう一つの可能性は、ガル湖の一件の前から知っていた者がおったと言う可能性じゃ。前最高司祭が儀式を行っているとき、悪しき魂を入れた奴がおるやもしれん。もしそうなら、其奴は死霊魔法に精通しておろう」
そんな前から、この事件が仕組まれていたのだろうか。
「それから、悪しき魂の正体じゃが」
とオクタエダル先生は軽く腕を組んだ後、それを崩して人差し指を上に向けて、
「陛下は、エストファの壺をご存じじゃろ? 」
とオクタエダル先生は、ソファーに座り直しながら質問してきた。
先生は、授業の中でも、しばしば、このように脈絡のない質問をしてくることがあったが、今も突然、この聖教会の成り立ちの事を聞いてきた。
「ええ、一応、この国の王ですから。聖教会の地下深くで、聖霊である女神フレイと勇者エストファ・シンが守っている悪しき魂を封じた壺です」
と私も向かいのソファーに腰掛けて答えた。
「これは失礼した。そうじゃな。さて、司祭殿、古代文字で綴られた縁起の方を話しても良いじゃろうか? 」
と私に謝ったあと、瞑想している最高司祭様に向かって尋ねた。
「かまわぬ。今は教会の体面が如何の言っている時ではなかろう」「なかろう」
と丸い目を開けて、オクタエダル先生を見つめて答えた。
「ふむ、王よ、古代文字で書かれた書物では、フレイはエストファの最愛の妻で、その妻にサライの悪しき魂を封じ込めたとある」
と鼻先に引っかけた丸眼鏡の上からのぞきてきた。
私が知っている聖教会創世の話とは違っていた。
オクタエダル先生は、話を切って、横にいたメイド長に
「済まんが、お茶をくれんかの。喉が渇いての」
「これは失礼しました。ロッテ、お茶をお出しして。ああ、ミルクもお願いする」
「儂の好みを覚えておいてくれて、かたじけない。さて、エストファの妻フレイと悪しき魂サライは親友で、供に元祈祷師じゃった。祈祷師というのは、魔法体系が整っていない時代の今で言う魔法使いのことじゃな。フレイは聖霊魔法の祖、サライは死霊魔法の祖とも言われておる」
と話をし始めた。
◇ ◇ ◇
サライは、戦争で村と自分の家族を失った。
復讐心に燃えたサライは、自分の心から、慈愛や喜びや愛の魂を追い出し、怒りと憎悪の魂だけを残した。そして、戦争の犠牲者やその家族から、怒りと憎悪を半分に減った自分の魂に取り込んで、復讐を果たした。
ところが、敵国の自分に向けられたはずの憎悪や怒りもサライは取り込んでしまい、憎悪の魂は巨大化した。ついには自制出来なくなり、周辺の国々をも襲うようになった。
ある村の木こりだったエストファは、妻の親友のサライを止めようするが負けてしまう。
そこに、森にいた風竜がエストファに言った。
「サライを鎮めるには、慈愛に満ちた魂で何百年も掛けて浄化しなければならない。そのような慈愛に満ちた人物がいるならば、その人物に封印する手助けをしてやろう。ただし、そのものは、何百年も苦しむことになる」
エストファは自分が犠牲になると申し出たが、
「エストファ、お前は正義の心が強い。それは悪を挫くという強い意志だ。強い意志には怒りも必要だろう。それにお前は封印された者を守らなければならない」
と風竜は断った。
エストファは悩んだ。何百年もの長きに渡って苦しみを受け入れてくれる人など、そうは居ないし、そのような事を頼めるものでもない。
しかし、サライは、日に日に増大し、手当たり次第に村々、国々を襲い始めた。
悩んだエストファは、つい妻フレイに、そのような人物を知らないかと悩みを打ち明けてしまった。フレイは、戦争孤児達を何十人と面倒を見てきた女性で慈愛あふれる人物ではあったが、エストファもフレイを心から愛していた。
エストファは、フレイを犠牲にすることなど、髪の毛の先ほども思ってもいなかったが、フレイは、サライの悪しき魂を受け入れると提案してきた。勿論、エストファはフレイのその申し出を拒否した。しかしフレイはサライの悪しき魂の犠牲者を見るにうちに、一人決意し、サライの魂を入れるために自分の怒りと憎悪の魂を分魂する儀式を行い、怒りと憎悪の魂を抜いてしまった。
エストファは、フレイの決心を理解したが、元々、怒りや憎悪が少なく、以前と変わらないフレイを見て、このまま何処か遠くへ行けば、良いのではと思う様になった。
しかし、サライは憎悪が増大するに従い、残酷になって行き、今では人を襲っても極限まで苦しめる行為をし始めた。指を一本一本折ってから殺したり、皮を剥いだり、両親の前で子供をいたぶり殺したあと、親を殺したりと残虐さはエスカレートする一方であった。
怒りに打ち震えたエストファは、サライに対して大斧を振るって戦いを挑んだが、もはやエストファの敵では無かった。
左腕を捥がれ重傷を負ったエストファに
「その怒れる魂を寄越せ」
とサライが祈祷を始め、抵抗するエストファは、無くなった左腕より大きな苦痛を味わうことになる。
そして、意識が遠くなりかけた時、強烈な突風が起こりサライを吹き飛ばした。
風竜が羽を広げ、大きく羽ばたき突風を起こしたのである。そして、魔方陣を口ずさみ、雷を雨の様に降らせ、サライにダメージを与えた。
しかし、サライは竜よけの祈祷を行い始め、風竜は苦悶の声を上げて墜落した。
一部始終を隠れて見ていたフレイが、気絶しているエストファに駆け寄り抱きかかえてこういった。
「あなた、私は悪しき魂を受け入れて、この厄災を沈めます。どうか許してください」
それを聞いたサライは、
「フレイ、お前に何が出来る」
とフレイに危害を加えるために近づいたが、その慈愛に満ちた顔を一目見たとき、憎悪でもなく怒りでもない、自分にないものを感じ、近寄ることが出来なかった。
そこへ、
”フレイ、先ほどの言葉、良いのだな? この先、もしかしたら数百年、其方は、あの悪しき魂を沈めるために苦しむことになる。良いのだな”
と風竜は思念で念をおした。
実は、夫エストファがサライを退治すると出発したとき、フレイは森の風竜の所に赴き、自分が悪しき魂を受け入れると願い出たのである。
「お願いします」
とフレイはエストファから離れて、後退りするサライの方に歩いて行った。
「来るな、来るな」
とサライは叫びながら、フレイから逃げようとする。
「可愛そうなサライ。もう戦争は終わりにしましょう」
とフレイが手を伸ばした時、風竜は魔方陣を口ずさみ、強烈な雷をサライに落とした。
そしてその雷は、憎悪と怒りの塊になった悪しき魂と供に、サライからフレイの手に渡り、胸まで達してフレイとサライを吹き飛ばした。
サライは、地面に叩きつけられた後、断末魔の叫びを残して砂になり消え去った。
風竜は倒れたフレイを魔力で浮かした。
そこへ、意識が戻ったエストファが駆け寄って
「どうして」
と隻腕となった手で、フレイの手をとった。
フレイはその手を握り返して、
「エストファ、私は貴方の妻で良かったわ ……」
と何時もの慈愛あふれる笑顔で答えた後、眉間に皺を寄せて苦悶の顔になった。
”エストファよ、フレイは、お前が負けそうになった時、こうしてくれと頼んできたのだ。お前を思う気持ちを無にするな”
と思念で述べた。
そしてエストファは、眠り続けるフレイを聖獣モックが引くコロン車に乗せて、安住の地を求めて旅をした。月日が巡り、ついに、ここ聖霊樹が生い茂る森の湖の島にたどり着き、ここに神殿を建てて、フレイを安置した。
何時しか、フレイを女神として、エストファを勇者として、二柱を聖霊として崇めた。
◇ ◇ ◇
「これが、古代文字で書かれた聖教会成立の縁起じゃ」
と、オクタエダル先生は、ミルクの入ったお茶を飲んだ。
「先生はシルヴィに入った悪しき魂とはサライの魂だと思われるのですか? 」
「そうじゃな。聖教会の関係者で悪しき魂と言えば、サライの魂と思うじゃろうな」
「それでは、地下の聖廟の壺、いや女神フレイからサライの魂は取り除かれていると?」
と私は、少し前のめりになって、さらなる疑問を打つけた。
「そう思って、儂とタン、そして、覚醒したばかりの最高司祭殿と調べに行ったことがある。あの異端審問官の反乱終結の時にな」
「最奥の扉の前までは行ったが、問題は全く無かった。その奥はたとえ最高司祭であっても、入ることは出来ぬのじゃ」「ぬのじゃ」
と聖霊師様とオクタエダル先生が私の顔を見ながら答えた。
あの扉の中は、王である私も、入ることが出来ない場所だ。最高司祭様も入ることが出来ないと言うのは意外だった。
すると突然、最高司祭様が、
「ニコラス、そのような大それた事するじゃろうか」「じゃろうか」
と驚きの顔をオクタエダル先生に向けて語った。
「そうじゃな、普通はやらん。じゃが、世の中には聖教会に心から帰依してる者ばかりではないじゃろ」
「しかし、それでは異端審問官の中に手引きしたものがおらんとできん」「できん」
と最高司祭様は答えた。
私は話しについて行けず、三人のやりとりを見るだけだったが、
「王よ、異端審問官達はガル湖の悲劇の前に牢獄を増やしおるじゃろ」
とオクタエダル先生が説明し始めた。
確かに後で分かったことだが、異端審問官達は、ガル湖の悲劇の前にやたらと多く、そして複雑で迷路のような牢獄を作っている。まさか ……
「そのまさかじゃ。ニコラスが考えておったのは」「たのは」
と最高司祭様が私の顔を見て言った。
つまり、異端審問官達は牢獄の拡張と称してか、その機会を使って聖廟に通じる穴を開けた。そして、そこから何者かが、何かの方法を使ってサライの魂を抜き取ったと言うことである。
「やはり、調べるしかあるまい」
とオクタエダル先生は、指輪の賢者の石を摩りながら答えた。
◇ ◇ ◇
アイスメイルによると、ガル湖の悲劇終結の時、三階層以下は封印されて、アイスメイルも含めて、誰も入った者が居ないらしい。
調査には、オクタエダル先生の使用人であるホモンクルスのロニーさんとミキアとロキア、そして、アイスメイルに先導させて行ってもらった。
ロニーさんはオクタエダル先生の助手も務めていて、極めて緻密な計算を人属の数百倍の速さで行うと聞いた。それでいて寡黙で優秀な執事の感じだ。今回オクタエダル先生が抜擢したのは、計算能力に裏打ちされた方角計算機能ということだ。何でも星の運行が洞窟の中で分かり方角を見失わない能力がある。残念ながら、私は何度聞いても分からない話だった。
そんな一行が地下に潜って、数時間後、皆が戻ってきた。
「ロニー、どうじゃった」
とオクタエダル先生がロニーさんに言葉を掛けた。
「はい、地下八層目に聖廟の方向へ掘り進んだ坑道がありました。しかし、途中落盤でそれ以上進むことが不可能でした。ただ、他の坑道では落盤では一切起きておらず、恐らくはわざと崩落させたと推察いたします」
「ふむ、ご苦労じゃった」
「私からも良いでしょうか? 」
とミキアが発言の許可を求めてきた。私は、うなずき許可を与えた。
「坑道の落盤した先からは、清浄な波動を私もロキアも感じました。多分、その先は聖廟で間違いなさそうです」
とロニーさんの測定を裏付ける証言を行った。位が高い聖霊師はどこに居ても聖廟の方角から波動を感じるらしい。
「アイスメイル、君は何か感じたことはないか? 」
と先ほどから黙っているアイスメイルに発言を促した。
「いえ、牢に関しては、特には御座いませんが、」
と言葉を切った。私はその続きを聞きたくて、
「が? 」
と促すと、
「坑道を掘った最後の日の二日間で、坑夫数人と異端審問官五人が死んでおります。死因は落盤事故と病とうことですが、いずれもガリ前長官の報告となっていました。そして最後の異端審問官は、ゾルターン前最高司祭の住居近くで病で亡くなったとなっています。ゾルターンの家宅捜査の前日です」
と平行して調査していた内容を語ってくれた。この頃は、アイスメイルは一介の異端審問官でこのような状況聞いたのは初めてだったと思われる。前任者の事とは言え、アイスメイルの顔には何か、残念そうな感じが漂っている。
そして、聖廟と坑道、そしてガル湖が繋がったように思った。
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