第4話 事情聴取と第一発見者

*トワレ殺人事件簿の4話は、1話と連動している為、1話も合わせてお読みください


登場人物


守永成一もりながせいいち(家庭教師アルバイト)21歳

永瀬清人ながせきよと警部補、35歳

モブ警官


本編


永瀬ながせ警部補が数人の警察官と共に、通報を受けて駆けつけた。


モブ「これが遺体ですか」

永瀬「だなぁ、ま、被害者に合掌しときますか!」


永瀬警部補らが遺体に向けて合掌をすると、永瀬警部補は口を開いた。


永瀬「ここは鑑識に任せて、まずは第一発見者に話しを聞くか」


永瀬警部補が第一発見者から通報当時の様子を聞いて調べ始めた。


永瀬「えー、では、貴方の名前の方を確認します! 守永……成一……さんですね?」


守永「はい、そうです! 守永成一です」


永瀬「遺体発見時、貴方は此処に用を足しに立ち寄った……とは既にちらっと伺っていますが……。実際どうでしたか?」


守永「ええ、確かにもよおして立ち寄りました」


永瀬「その時の状況を教えてください」


守永「わかりました……」


第一発見者の守永成一が、家庭教師のアルバイトに遅刻して傘を用意できなかった為に、雨で濡らした身体を冷やして、もよおして立ち寄った駅で──と言う恥ずかしい話しを身振り手振りを用いて端的に伝えた。

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