　今回もさっくり系です。ご無沙汰な気配ですが。

・今回のテーマ

　皆さんは「ベータ」と「ＶＨＳ」というワードを聞いたことがありますか。これはビデオテープの規格だったのですが、後にＶＨＳが主流となっています。この当時にアダルトビデオがＶＨＳの規格で出ていたので……という説もありますが。これによってビデオの規格はＶＨＳが勝ち取ったのです。もしも、この時にベータが勝利していたら、世界はどうなっていたか？　歴史ＩＦ物は、こういうところからヒントを得て作られていくことが多いのです。

　次に「ファミレスもの」です。様々なゲームで出ることになったファミレスを舞台とした作品ですが、その始まりは何と「ヴァリアブル・ジオ」と言われています。美少女がファミレスのコスチュームを着て戦う格ゲーが、まさかのファミレス物の元祖と言われているのです。諸説ありますけど。

（これ以外では「Ｐｉａキャロットへようこそ！」が有名かな。セガサターンでも出ていましたけど……覚えている人が少ないか？）

　今の時代にファミレスは古いので、バーチャルYouTuberの芸能事務所が覇権を握るために争う……というプロットにするのも手ですよね。エロゲーの場合、昔の作品ではこういう発想の転換で作品が作られていたという話もあります。昔のエロゲー分野はかなりすごかったらしいですし……後に全年齢版も出ることになった『対魔忍』は分かりやすい事例かと。『感度3000倍』が生まれた経緯とか……興味があれば調べてみるのもよいでしょう。

　今回言いたいこと、それは『逆手に取る』という事です。この時代にネガティブ要素を含んだ作品を出しても、反応は目に見えているでしょう。炎上商法とか指摘される事だって、否定はできません。だからこそ、あえてピンチの状況をチャンスに変えられるような発想の切り替えも重要と言えるでしょう。