第25回:名称で決めつけない
以前にも似たようなネタはやったかもしれないので、一種の補講でお願いします。
・今回のテーマ
ずばり、名称です。同姓同名の登場人物はめったに現れません。それこそ名字だけな人よりはかぶる危険性は少ないでしょう。これも以前に言及したと思いますが、もう一度後述事例を解説するのに、改めて。
題材がギリシア神話や北欧神話にすると、どうしてもかぶりがちですよね。特に『ゼウス』や『ハデス』は事例が多いです。『ビックリマン』で『スーパーゼウス』が登場しましたが、これは一種の名前被り防止ですね。そのビックリマンでもゼウスは複数人出てくるわけですが……これを踏まえての『スーパーゼウス』だったのかもしれません。
これを踏まえて、ある名称で起きた話題を少し。例によって『グランブルーファンタジー』です。色々な意味でもファンタジーとは程遠い話題も入れることで有名な作品ですが、直近で行われたイベント『熱闘!真夏のフードファイト!』があります。このシナリオでは、日本でも『TVチャンピオン』などで行われたフードファイトが元ネタですが、ファンタジーなのにフードファイトはおかしいのでは……というのでは、作品の幅を狭めてしまいます。
そこに登場した謎の物体、それはなんと『カキフライ』でした。皆さんが知っているのは牡蠣を揚げた方のカキフライでしょうか。しかし、グラブルで出てきたカキフライは空を飛びます。牡蠣が空を飛ぶのでカキ・フライなのです。
もうお分かりですね。食べる方の牡蠣フライを知っているので、名前だけでカキフライがトレンドに入っているのを見て食べ物と思ったら、何とトレンドのカキフライは牡蠣が空を飛んでいたのです。グラブルを知らない人からすれば、一体どういうことなのか……と突っ込みたくなったのは言うまでもないでしょう。あるワードの意味Aを知っているために、今回出てきたワードの意味Bを見て驚いたという事例です。このワードのマジック、いろいろな意味でもミスリードなどに使えなくもありませんよね。
この辺りは各自で研究し、見つけてもらった方が手っ取り早いです。自分が事例を出してもわかる人がゼロだったら、説明している意味がなくなるのですから。メタ発言液な意味もあるのですが……。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます