さよなら

金字塔

さよなら

いつも終わりが近づいて、それから気がつく。

お世話になったことも本当だし、ありがとうって言葉も嘘じゃない。

だけどこれ以上、言葉が浮かばないから笑みを浮かべる。

エレベーターが到着する。

扉が閉じる間に、顔をそらしてしまったな。さよなら。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

さよなら 金字塔 @kinjitoh

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る