コメントありがとうございました
都築のお父さんの20年は重かったのでしょうね。
善三じいさんの死があったとはいえ、二人の前で頭を下げるということは、かなり勇気がいることだと思います。
まして、善三じいさんから、葵くんが、傷ついていると聞かされていれば、恨まれていると考えても不思議ではないですね。
それが、頭を下げるとなると、都築のお父さんもココで何かに区切りをつけたかったのでしょうか。
作者からの返信
ぺんぺん草のすけ様
こちらこそ、コメントありがとうございます。とても嬉しいです。
本当にいつも気持ちに寄り添ったコメントをくださり、感謝してお
ります。
そうですね…都築の父は、善三じいさんの言うように、弱い人だったのではと思っています。でも、20年の間に、少しずつ少しずつ強くなって、ようやく葵の恨みを受け止める覚悟ができたのかな…。だから、二人の前に立つ勇気が持てたのかなと。
都築の父が頭を下げたことで、葵と母親の秀子のほうも、一区切りつけることができたのではないかと思っています。
現実では、こんな風に都合よくいかないと思いますが…せめて物語の中では、みんな救われて欲しいと思っています。
私は割と物語に感情移入しやすくて、読ませていただいた作品へのコメントも比較的多く書いてしまいますが(^^; 返信などはお気遣い無く、ご無理の無い範囲でなさってくださいね。
私の作品へのコメントはいつでもウェルカム状態で、感謝でいっぱいです。ありがとうございました。
陽さんの机、椅子に生まれ変わりましたか!
良いですね。建築家を目指す方も、人一人の空間を把握する為に椅子作りも学ぶのではないでしょうか。
陽さんに続き、善三さんまで。人の人生は、他人の、そして自分の死と向き合うことの連続ですね。メメント・モリ、それこそ他の動物と違った人間の特性なのかも。
お父さんのことも、机と、陽さんと向き合ったことで、つっかえていた澱が洗い流されていったようですね。
作者からの返信
蒼翠琥珀様
一気に読み進めてくださりありがとうございます!
なるほど! 人一人の空間を把握することって、建築家を目指す方には大切なことですね。居心地の良い空間をどう作り出すのか。きっと色々なヒントが見つかりそうですね。
実はわが家にあった無垢の机がモデルになっておりまして、これを作り直したら何になるかなと考えていた時に思いついた案でした。
メメント・モリ、ラテン語ですね。常に死と向き合って生きていると認識しているのが人間なのかもしれませんね。避けがたい別れだけれど、少しずつ向き合っていかれるようになれたらいいなと思います。
仰る通り、父親のこともまた、今回のことで一つ乗り越えられたのだと思います。
温かいお言葉ありがとうございます。